バレエを習うメリット(3):礼儀や協調性が身に付く
バレエは芸事の世界。礼儀には厳しいです。挨拶、目上の人への接し方、集団行動での配慮などさまざまなことを教えられます。
もちろん教室や先生にもよりますが、個人的には「挨拶」に関して特に厳しく指導されたように思います。教室に入るとき、帰るときの挨拶、発表会などでお世話になるスタッフさんへの挨拶、ほかの教室の方に会ったときの挨拶など、厳しく指導されてきました。
また、バレエでは大勢の人と合わせて踊る群舞(コール・ド)というものがあります。幼稚園〜小学生の場合、ソロの踊りが与えられることはほとんどないため、必ず経験します。
コール・ドでは、立ち位置、頭の角度、目線、呼吸、タイミングなど、周囲の人を感じながら踊ります。そのため、協調性が身に付くことも、バレエならではのメリットです。
バレエを習うメリット(4):記憶力強化に役立つ
筆者が個人的に感じているバレエのメリットの一つとして「記憶力強化」があります。
バレエのレッスンでは、通常、その場で先生が動きの組み合わせ(バレエ用語ではアンシェヌマンといいます)を考え、それを覚えてすぐに実践します。そのようなやりとりが、レッスン中20〜30回ほど繰り返されるのです。(幼稚園〜小学生の場合は、もっと少ないですが)
この「その場で動きを覚えて実践する」ことが、記憶力強化に繋がるのではないかと筆者は考えています。ただボーッと先生の動きを見ているだけでは覚えられないため、動きを分解して覚えたり、自分でやってみて覚えられたか確認したりする「工夫」が、「物事を記憶する訓練」をしているように思うからです。
バレエを習うことで急激に記憶力が向上するわけではないですが、「物事を分解して捉える」「自分なりに覚え方を工夫する」ことは記憶力強化に繋がり、勉強などバレエ以外でも役立つのではないかと思います。