手返しアップのひと工夫
それだけは避けたいのでいい足場を探してみると、わずかだが浅い場所を見つけた。仕掛けもポイントまで十分届く。
このころには雲の切れ間が見え始め、小アユの活性も上がってきたようだ。ヒットペースは一気に上がり、イケスの中もにぎやかになってきた。
こんなときは手返しの良さがモノをいう。私は100円ショップのランドリーボックスをイケスにしているが、その開口部にイトを張っている。そのイトにハリを引っ掛けてハリスを下に向ければ、魚は勝手にハリから外れてくれるというわけだ。
![滋賀・犬上川のシーズン初「小アユ釣り」で14cm頭に100匹超えの好釣果](https://cdn.moneytimes.jp/690/427/UUEFXvqwVvXPzIqwQDHVkFevWZfVdWgW/a60801c3-5163-4ab0-9041-eefafe6dcfce.jpg)
(画像=ヨシノボリの姿も(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)、『TSURINEWS』より引用)
事前にハリのカエシをつぶしておく必要はあるが、これだけで手返しは圧倒的に向上する。魚体に触れる必要がないので魚も弱らず、手が汚れないのも大きなメリットだ。
シーズン初釣行で100匹超え
そんなこんなで午前9時を回るころには、イケスの中は小アユでいっぱいになってきた。朝の雨がうそだったように天候も回復し、夏の日差しが容赦なく照り付ける。土産も確保できたし、そろそろ帰るとしようか。
![滋賀・犬上川のシーズン初「小アユ釣り」で14cm頭に100匹超えの好釣果](https://cdn.moneytimes.jp/690/427/YZDhgIhtEweOrURhNLPTRtCXABqjEwmG/17e4284e-dda2-4b38-90d5-c7d1daf25f2a.jpg)
(画像=束釣り達成(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)、『TSURINEWS』より引用)
この日の釣果は6~14cmの小アユを103匹。例年より2カ月ほど遅れた今シーズンの初釣行だったが、最終的には満足できる結果となった。