どんな服装で普段出かけているの?

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(画像=『たびこふれ』より 引用)

こんな極寒の地、トロントに住む私ですが、外出する際は当然、寒さ対策を万全にして出かけます。

-20度に対抗できる服装として、厚手でお尻まで隠れるダウンジャケット、ストールサイズの大判マフラーで顔から鼻耳カバー、底冷えしない防水加工のスノーブーツ、レギンス重ね着、靴下2枚履き、手袋とニット帽をかぶって出かけます。

ここまですれば、すぐ底冷えすることはなく、-15度の中を10〜15分連続で外を歩いていても問題ありません。やりすぎじゃない?と思うかもしれませんが、これだけ着込んでも、15分が限界です。とにかく重ね着命です。ありとあらゆるものを重ね着しないと、すぐさま底冷えしてきます。できる限り、皮膚を出さないように心がけてください。

注意点として、外が寒い分、カナダの室内はとても暖かいです。室温を20〜23度に設定しているお店が多いので、重ね着をすることは大事ですが、脱ぎ着しやすいような服装を考えておくことも大事です。着込もうとすると大変なので、やはり、カナダグースのような屈強なダウンジャケットが1枚あると、中はセーターと肌着の2枚でも問題ないので、安心です。

冬はどのように過ごしているの?

とにかく寒いので、-10度以下の日は、移動以外は室内で過ごす人が多いです。トロント市内を周遊しているバスツアーがありますが、そのバスは冬仕様になっていて簡易窓で覆われていますし、ナイアガラの滝にある、滝壺近くまで行けるボートも、夏のみの営業です。

体感温度-30度!極寒地トロントでの冬の過ごし方
(画像=『たびこふれ』より 引用)

ナイアガラの滝は、真冬になると一部凍るのです!

マイナス一桁の日は、比較的外に滞在しやすいので、トロント市内至るところにあるスケートリンクで、スケートをする人で賑わいます。それでもやはり寒いので、室内のショッピングモールや、レストランに行く人が多いです。

カナダ人は、冬は冬眠しているかのようにひっそりと室内で生活し、4月にあったかくなってきた途端、一斉に外に出てきます。その様子が、トロントのダウンタウンにいると通りの至るところに人が増えて、明らかにわかるので、面白いです。いかに、トロントの寒さが人を室内に閉じ込めているかがわかります。