
4月の出来事
4日、東京証券取引所が株式市場を再編、4区分から「プライム」「スタンダード」「グロース」の3区分に再編し取引を開始。19日には政府がウクライナに侵攻するロシアに対し追加制裁として木材やウォッカなど38品目の輸入禁止に踏み切る。翌日には魚介類などに適用される優遇税率を撤回する暫定措置法が参議院本会議で可決、成立。23日、北海道知床半島沖で観光船「KAZU1(カズワン)」が沈没。乗客乗員26名全員が死亡・行方不明となった。
4月の小売業の主な出来事
事業の再編に関連するニュースが目立つ4月となった。そのなかでも、伊勢丹のクイーンズ伊勢丹再子会社化は驚きをもって伝えられた。ドンキの新業態「キラキラドンキ」にも多くの注目が集まった。
5月の出来事
15日、沖縄の日本本土復帰から50年を迎え、東京と沖縄の2会場で記念式典が行われた。20日には総務省が全国消費者物価指数を発表、前年同月比2.1%上昇。伸び率が2%を超えたのは7年1か月ぶりとなり、あらためて物価上昇が鮮明化した。22日にはアメリカのバイデン大統領が来日、翌日に東京都内で日米首脳会談を行った。
5月の小売業の主な出来事
小田急百貨店の新宿店本館の閉館が発表され、多くのメディアが伝えた。隣接するハルクで小田急百貨店の営業継続している旨を伝える広告も話題に。ローソンでの無印良品の取り扱いも本格化。神戸物産やカインズなど、将来に向けた投資が活発に。
6月の出来事
厚生労働省が21年の人口動態統計を公表、出生率が前年より3.5%減り、過去最少の81万1604人だった。10日には海外からの観光客受けれが団体ツアーのみ解禁。25日群馬県伊勢崎市で最高気温40.2度を観測、6月としては初の40度超え。27日には気象庁が関東甲信地方で梅雨明けしたと発表、観測史上もっとも早い梅雨明けとなった。
6月の小売業の主な出来事
ファミマが3000店に電子看板の設置完了を発表。小売業の店頭をメディア化する「リテールメディア」戦略が脚光を浴びる。ニトリもデジタルへの取り組みが活発に。4月のデジタルベース開設に続き、人材への投資も活発。
以上、上半期のニュースをお送りしました。下半期は12月30日に公開予定です。
提供元・DCSオンライン
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