メバリング。多くのフィールドで、12月2週目というと、何か変化が起きる時期ではないだろうか?それまで開幕しきらなかった場所でも、メバルが浮き出したり、と。筆者は大阪湾奥でライトゲームを楽しむものだが、運命の12月2週目はもろに水温低下の洗礼を受けてしまった。
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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
12月冬本番のメバリング
最初に12月2週目。8日に釣った日にはえらい貧果に遭った。それまでよほど悪い潮でも結果が出なかったことはないが、この日はメバルがふたつ。それも1時間半、時合いと張った20時からスタートでも稼げなかった。
そのあと、釣行2回を重ねたが、正しいレポートを出すため同じ場所を釣ってもダメ。神戸方面で釣っているアングラー仲間に聞いても「かなり悪くなった」と答えがきた。実は垂水漁港への釣行も考えていたのだが、無駄足になりそうな気配にひるんだ。
時合いを狙い澄ましてもアタリが減ってしまったのがかなりキツい。実は今日、12月3週目の小潮回りに釣りにいこうかと考えているのだが、期待はできない。しかし、後述するが、水温が低下してからある程度の「安定期」に入ったタイミングではあるので、またメバルが浮き直しているかもしれない。
とはいえ、一時期のイージーモードと比べて、はるかに難しくなっているのは確かだ。
二大原因「水温低下」「プレッシャー増」
個人的には、12月2週目のメバリングの厳しさは、以下2つの原因ではないかと考える。
水温低下
この時期、何がかわるかと言って、水温だ。気温ががくんと低くなったタイミングで、水温も下がる。ただ、実際に水温は下がらないとも言われる。気温が1ヵ月遅れて水温になる、とは海水温でよく言われる言葉で、私もそのように思っている。つまり今は(12月3週目)、11月中旬の温度なのだ。たぶん15℃前後。そんなものだ。
しかし、何がいけないと言って、沖から冷たい潮が沿岸に押し寄せてくるタイミング。大潮にご用心。潮が動きまくる日には、沖で冷たくなりきった潮が、ショアまで流れ込んでくる。こうなると、適水温14℃のメバルが止まるかもしれない。先日大潮の釣りで苦りきったタイミングから、そんなふうにも読んでいる。
ただ、15℃前後の海水温に入ってしばらく経つので、そろそろメバルが気分を直したかもしれない。今から先はむしろ楽しみにしたい。
人的プレッシャー増加
この時期はアジもほとんどの地域であらわれる。場所によっては型も狙えるので、ライトゲームアングラーが増えてくる。こうなると、特に回遊性の低いメバルには、人的プレッシャーがかかってくる。私ひとりだけでも11月にはおそらく100尾は同じポイントにリリースしているので、連日釣られている海ではスレ、人的プレッシャーが激しいはずだ。