日本三大名園のひとつ「兼六園」や、情緒たっぷりの茶屋街、大切に受け継がれてきた工芸品や可愛らしい和菓子...。加賀百万石の歴史を感じさせる北陸の城下町・金沢は、訪れた人の心をたちまちつかんでしまう不思議な魅力にあふれています。

さまざまな花が咲き誇る春から初夏は人気のシーズンですが、山と海に囲まれた金沢ならではの魅力を存分に味わうのなら、だんぜん冬の旅行がオススメ! 

とっても寒い冬の金沢は、曇りがちで雪の降る日も多く、旅行には不向きな季節と思われがちです。しかし、この時期だからこそ訪れておきたい理由があるんです!

そこで今回は、冬の金沢観光がおすすめの理由と、絶対にハズせない観光スポットなど、10の魅力をピックアップしてたっぷりと紹介していきます。

目次
冬の金沢 魅力1. おいしいグルメ「ブリ(寒ブリ)」
冬の金沢 魅力2. おいしいグルメ「カニ」

日本海に面し豊かな海の幸に恵まれた金沢のグルメは冬が最盛期。能登をはじめ周辺の漁港から毎朝直送される冬限定の海鮮を楽しむことができます。鮮度抜群の海の幸は地酒の熱燗と一緒にいただくのがおすすめです。

せっかく金沢まで足を運ぶのだから、ちょっと贅沢に海鮮三昧でいきましょう!

冬の金沢 魅力1. おいしいグルメ「ブリ(寒ブリ)」

金沢は冬の観光がおすすめ!グルメや冬景色など、10の魅力をご紹介します!
(画像=『たびこふれ』より 引用)

北陸地方に冬の訪れを告げる「ブリ起こし」。晩秋から初冬にかけて強い寒気が南下することで大気が不安定になり雷が鳴る現象のことを指し、石川県や富山県では冬の鰤漁(ぶりりょう)が始まる合図だと言われています。

ブリは成長するに連れて名前が変わる出世魚ですが、その呼び名は地方によって異なるのが特徴です。ちなみに、北陸地方では、「こぞくら」、「ふくらぎ」、「がんど」、「ぶり」と名前が変わっていきます。

1年のうち冬の限られた時期しか食べることができない金沢の有名な寒ブリ。特に12月から2月に最盛期を迎える能登寒ブリは、江戸時代に「御用鰤」として加賀藩に献上されていた歴史を持つ高級食材で、冬の金沢旅行では絶対に食べておきたいもののひとつです。

極寒の日本海でたくましく育った天然物は、身が引き締まっていて脂ののりが抜群! お寿司やお刺身として生のままいただくのはもちろん、ぶりしゃぶやぶり大根などもおすすめです。

冬の金沢 魅力2. おいしいグルメ「カニ」

金沢は冬の観光がおすすめ!グルメや冬景色など、10の魅力をご紹介します!
(画像=『たびこふれ』より 引用)

毎年11月6日に解禁され、12月に旬を迎える石川県のカニ漁。金沢港や金石港ではズワイガニが大量に水揚げされ、近江町市場をはじめ市内の鮮魚店に色鮮やかな赤いカニがずらりと並び始めます。

石川県内で水揚げされたズワイガニのうち、オスは「加能ガニ(かのうがに)」、メスが「香箱ガニ(こうばこがに)」と呼ばれていて、甘味があって濃厚な味わいが人気です。

特に甲羅の裏側にある卵とミソが絶品の香箱ガニは12月末までしか味わうことができない期間限定のものなのでぜひ堪能しておきたいところです!