増やしたい「ありがとう」の場面
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昨今、コロナ渦の釣りブームである。初心者やヤングのアングラーも徐々に増加してきている。趣味や娯楽が多様化した今、これはある意味注目に値することではないかと思う。それだけ釣りという世界に興味を持って見つめている人が多いのであるが、新世代のアングラーはポイントや釣りの方法などについて、まずネットから情報を入手すると思う。
しかし釣り場に出てその時、その潮回りや水温の状況で、釣果をあげてゆくには、ネットのポイント情報だけではなく、臨機応変に自分の釣りのスキルの中で対応してゆく必要がある。
釣り場のマナーなどに関しても同様で、私たちの世代が実際のフィールドで先輩から学んできたような機会が、新世代のアングラーには少なくなっているように感じる。例えば、先釣者がおられた場合、声をかけてから少し離れて釣り座を取ったり、投げ釣りでオマツリしてしまった時など、「すみません」と声をかけてゆっくり巻きながらお祭りをほどくなどのことがそうである。
場所によっては漁港が釣り禁止となるなど、漁業者とアングラーの間にもあまりよくない雰囲気が生まれているのも確かだ。しかしプロの漁業者の方々は、決して我々アングラーを敵対心で見ているのではない。実際、海の様々なことを尋ねてみると、とても親切に教えてもらえると思う。
釣りはバーチャルの遊びではなく、海洋や河川という実際のフィールドで手足や頭を働かせて楽しむレジャーである。そこには、同じ場所を仕事場にしているプロもいる。地域の方々もいる。そこで少しずつ「ありがとう」の場面を増やして行くことができれば、アングラーにとってもより快適に釣りが楽しめるようになると思うのである。
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<牧野博/TSURINEWSライター>
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