私の手元にある一流経済紙の週刊ダイヤモンド2021・2022 12/25・1/1号には22年末の様々な予想が掲載されている。すでに2022年12/24・31合併号が23年の予測をしているが、22年の予測がどうなったかを振り返るのも大切なことだろう。
景気経済成長は、12名の専門家が予想している。22年の実質経済成長率の最高値は、野村證券・美和卓氏が4.3%、次いで大和総研の会田卓司氏が4.0%、岡三証券・神田慶司氏が4.0%と力強い成長を予測していた。以下、3%台が4人、2%台が5人で、最低値はクレディ・スイス証券・白石浩道氏の2.0%となっていた。
日本経済新聞社の総合経済データバンク「NEEDS」の日本経済モデルに、内閣府が12月8日に公表した2022年7~9月期の国内総生産(GDP)の2次速報値を織り込んだ予測によると、今のところ22年度の実質成長率は1.7%の見通しとなっているようだ。

23年の経済成長は最も高い専門家で2.2%から低い専門家で0.4%と、かなり控えめになっている。前年の予想が反省されたのか。しかし、23年の成長率、日本のは先進国の中では比較的優等生のようである。
日本株日本株は、10名の専門家が予想している。2022年末の株価はマネックス証券・広木隆氏が3万7000円、SMBC日興証券の圷正嗣氏が3万3500円と3万円台が9人で、智剣Oskarグループの大川智弘氏が2万9000円と10人中唯一の2万円台であった。
22年12月31日の終値は26,094円50銭となっている。
23年末の予想は3万円前後の専門家が多い。23年の予想は年末だけでなく、高値と安値を予想する形に変更されているが、この変更が功を奏するだろうか。また、専門家も組織人である以上、株価はどうしても高めに予想してしまうということもあるそうだ(株を売っている組織の人たちが多いからね)。そこは一般人であるわれわれも暖かい目で割り引いて参考にしたいところだ。