ですが、実は外国人の多くは日本人の3つの身体能力に驚くのだそうです。それは、アジリティ(俊敏性)、足腰の強さ、そして持久力です。さらにこれらの身体能力を組織の中で献身的に活かせるのです。ドイツ代表、スペイン代表を破れたのも、この外国人から見たときの驚異の身体能力が活かされたからこそ、圧倒的にボールを持たれても粘り強く戦えたと言えるでしょう。
この日本人選手のストロングポイントを活かしたまま、クロアチア代表のような試合巧者ぶり、すなわち局面に応じたプレースタイルの変化を組織的に行う力を身につけることができたら…。こんな日本代表のサッカーを夢見ることが出来るのは、日本人の「驚異の身体能力」を引き出せた森保監督が続投するからこそと言えるでしょう。
さあ、2023年、森保“新生”ジャパンのブラボーな出発を楽しみに応援しましょう。
■
杉山 崇(脳心理科学者・神奈川大学教授) 「心理学でみんなを幸せに」を目指した心理学研究が専門。企業や個人の心理コンサルティングや心理支援の開発、NHKニュース、ホンマでっかテレビ、などTV出演も多数。厚労省などの公共事業にも協力。サッカー日本代表の「ドーハの悲劇」以来、日本サッカーの発展を応援。大人のゼミナール「幸せになる心の使い方」を主催、メンバー募集中。 facebook