「Mini Pro HS」と「Capsule3 Pro」の実際の使用感や音質はどう違う?
SOUNDPEATSの新機種「Mini Pro HS」と「Capsule3 Pro」の基本スペックを確認したところで、実際に筆者が両機種をテストして、「装着感」「音質」「ANC(ノイキャン)」「スマホ連携」といった項目つについて比較していきたいと思います。
■装着感
【Mini Pro HS】
Mini Pro HSは、まず小型で着けている感覚が非常に少ないことに驚きます。帽子やマスクにイヤホンが干渉することもありません。
逆に小さすぎて、装着時のベストポジションを探すのに苦労しました。単純につまみにくくて、グリグリ動かしにくいといった感じです。
しかし、一度装着すれば着けていることを忘れるほど軽やかな点は高く評価できるでしょう。

【Capsule3 Pro】
Capsule3 Proは、初代AirPodsのように指でつまめる部分があるため、装着時の調整がとてもラクです。
イヤーピースの部分を耳に押し込んで、グリグリとベストポジションに合わせれば、遮音性はかなりのもの。
密着感が高いので、耳への負担は少なからずありますが、純粋に音楽を楽しみたいなら、こちらのほうがオススメです。

■音質
【Mini Pro HS】
Mini Pro HSは低音を重視した音作りで、高音部分は少し弱い感じがします。このあたりは、スマホに接続してイコライザで自分好みに調整すればいいでしょう。
もちろんハイレゾにも対応していますが、音質の違いはあまり感じませんでした。
【Capsule3 Pro】
Capsule3 Proも低音重視のバランスですが、高音部分の響き具合もなかなか良くなっています。
ハイレゾは音の解像度がクッキリしますが、そこまで大きな差は感じませんでした。しかし、低音好きには十分オススメできる音質です。
■ANC(アクティブ・ノイズ・キャンセリング)
【Mini Pro HS】
注目のANCの効果ですが、地下鉄の爆音もしっかりと低減されているのが分かります。
さすがに無音になることはないですが、確実に聞きやすくなります。ただ、無音の場所で使うと「キーン」という高周波的な音が聴こえてくるため、場所によっては切り替えが必要になるかもしれません。
【Capsule3 Pro】
Capsule3 ProもANCの効果はほぼ同じです。雑音が低減されているのは分かりますが、外の音がまったく聞こえなくなるということはありません。また、無音状態ではやはり高周波的な音が聞こえてきます。
■スマホ連携
スマホと連携したアプリ機能はどちらの機種も共通です。イコライザでの音質調整やノイズキャンセリングモードの切替、ゲームモードのオンオフなどに違いはありませんでした。
スマホとの連携機能については、「Capsule3 Pro」を解説した記事で詳しく説明しているので、そちらも確認してみてください。
