エサのローテーション

多くの種類のエサを準備したところで、どのエサから使うか頭を悩ませることになる。私は朝イチや放流後の高活性時には、自分が一番釣れると思うエサを使用するようにしている。最近はマルキユーのマダイイエローやアマエビを使用することが多い。そして反応がないようであれば、他のエサをローテーションして反応があるエサを探していく。

海上釣り堀でマダイを数釣る方法 誘いのコツとエサ取り対策を解説海上釣り堀で数釣り(提供:週刊つりニュース中部版 桑原一幸)

もし自分にはアタリがないのに、周りは釣れているような状況であれば、周りの人が使用しているエサに自分のエサを合わせてみる、それでも反応がない場合は狙っているタナがズレている可能性もあるため、タナを調整しよう。

仕掛けの工夫

高活性時は比較的ハリスが太くても、問題なく食ってくる。細ハリスはラインブレイクのリスクが高くなるので、まず朝一は太めのハリスを使用し、食い渋ってきてからは細めのハリスに交換する。具体的には朝イチは3~5号のハリスを使用し、食いが落ちてからは2~4号に変更する。そして放流後は、再び太めのものを使用する。

海上釣り堀でマダイを数釣る方法 誘いのコツとエサ取り対策を解説海上釣り堀でキャッチした大ダイ(提供:週刊つりニュース中部版 桑原一幸)

上級者は1号程度までハリスを落とす人もいるが、キャッチ率が下がってしまうため、極端に細いハリスはオススメできない。

参考までに私は朝一は2.5~3号、渋ってからは2~2.5号、最終的には1.75号を使用しており、特に3号、2.5号、2号の出番が多い。

誘いのコツ

マダイの活性が高い場合はエサを見つければすぐに食ってくるが、食い渋ってきたら仕掛けを投入して放置しておくだけでは、なかなか口を使ってくれない。そこで誘いが必要となる。イメージは20~50cm程度エサを持ち上げて落とす感じで誘う。

海上釣り堀でマダイを数釣る方法 誘いのコツとエサ取り対策を解説海上釣り堀でヒット(提供:週刊つりニュース中部版 桑原一幸)

エサがゆっくり沈んでいくところでアタリが出ることが多い。ミャク釣ならイケスの中央付近にエサを投入し、狙う水深分のイトを出したところで、狙うポイントにサオ先を合わせておく。イトが張り、サオ下までエサをゆっくりとスライド(カーブフォール)させて狙う方法も効果的だ。

しかしそうは言っても、一日中誘い続けることは大変だ。私は低活性時においては、誘わなくても動いてくれるシラサエビやムシエサを使用することが多い。

エサ取り対策

最近エサ取りが多い釣り堀も多く、高水温の時期を中心に苦労させられることが多い。私はアピール力の高い黄色のエサを多用するが、エサ取りが多い場合はマダイにエサが届く前にエサを取られてしまう。

エサ取りが多い場合は地味な色で粘りの強いエサが強いことが多い。具体的にはマルキユーのマダイストロングはエサ取り対策にオススメで、毎回必ず持参している。

海上釣り堀でマダイを数釣る方法 誘いのコツとエサ取り対策を解説海上釣り堀でキャッチしたマダイ(提供:週刊つりニュース中部版 桑原一幸)

海上釣り堀では、以上のポイントを意識してトラブルを回避し、効率よく狙うことでマダイの好釣果が期待できるはずだ。皆さんも爆釣ポイントをしっかりと意識して、海上釣り堀の主役であるマダイ狙いを楽しんでほしい。

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<週刊つりニュース中部版 桑原一幸/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年12月23日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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