【2022年のニュースダイジェスト(1~3月)】 長引くコロナ禍、ロシアによるウクライナ侵攻、それに影響して原材料の高騰、しかも円安が加わって、ますます物価が上昇するなど、2022年はさまざまな事象があった。また、4年に一度のサッカーワールドカップが開催され、日本は決勝トーナメントに進出。惜しくもベスト16で敗退となった。このようなことから、「今年の漢字」が「戦」に決定するなど、激動の1年だった22年。本連載では、「BCN+R」の記事から22年を振り返っていく。今回は、1~3月に多く読まれた記事をピックアップする。

 22年1~3月の期間、BCN+Rで注目を集めたのは、「臨時特別給付金」について取り上げた記事だった。また、22年の祝日や「リム」に関する記事も読まれた。チューナーレステレビやエンタメパン屋「小麦の奴隷」がテーマの記事も関心が高かった。

【2022年のニュースまとめ】「臨時給付金」や「リム」などが注目を集めた1~3月、チューナレステレビも
(画像=『BCN+R』より 引用)

住民税非課税世帯と家計急変世帯に「10万円」

 政府は新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、2021年度(令和3年度)の住民税均等割が非課税の世帯や2021年1月以降に収入が減少して住民税非課税相当の収入になった世帯(家計急変世帯)に対し、1世帯当たり10万円の臨時特別給付金を支給。給付金の支給時期は市町村で異なっていた。

【2022年のニュースまとめ】「臨時給付金」や「リム」などが注目を集めた1~3月、チューナレステレビも
(画像=『BCN+R』より 引用)

住民税非課税世帯への臨時特別給付金
(内閣府のリーフレットより)

 21年度住民税均等割が非課税の世帯は、世帯全員が21年1月1日以前から現住所に住んでいる場合、市区町村から給付内容や確認事項が記された確認書が届き、中身を確認して市区町村に返信。家計急変世帯は受給するための手続きが必要で、申請期限が22年9月30日だった。(堀田経営コンサルタント事務所・堀田泰希)

最大10連休!

 21年は東京五輪の影響で変則的な祝日となり、カレンダーの印刷が間に合わないという事態も起こった。22年は通常の祝日に戻った。祝日のうち、土日以外が15日。唯一土曜日となっているのが元日(1月1日)で、22年は祝日が土日と重なることが少ない、比較的幸運な年だった。しかも、ゴールデンウィークは平日の2日間を休めば最大10連休となった。

【2022年のニュースまとめ】「臨時給付金」や「リム」などが注目を集めた1~3月、チューナレステレビも
(画像=『BCN+R』より 引用)

2022年は通常通りの祝日配置

 日本人は世界の人々に比べて休まないといわれているが、祝日の日数に関しては日本が世界一となっている。16年の調査では、日本の祝日数が17日。これは、2位の香港(13日)を大きく引き離しての1位だ。ただし、有給休暇取得日数は世界に比べて少ないため、合計の休暇日数は27日と世界で6番目となっている。(ライター・ハウザー)