釣行弁当の作り方①「用意するもの」

材料は2つだけ

【連載】釣行勝負飯!冷めても美味い。南国の定番釣行弁当はこれだ!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

ポークおにぎりの具材はたった二つ。ポークと卵だけです。お弁当屋さんでポークおにぎりを買うと、時々「潮吹きコンブ」がはさんであるものがありますが、防腐の面から考えても味の面から考えてもあれは無しです(お弁当屋さんごめんなさい)。ポークのおすすめはデンマーク産の「TULIP」製「ポークランチョンミート」ですね。これのうす塩が美味しいと思います。うす塩と言っても日本人の舌にはかなり塩気は強いので、食べ過ぎには気を付けましょう。

特別な調味料は無し!

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(画像=『暮らし〜の』より 引用)

味付けの基本はカラシとマヨネーズの二つだけ。分量はアバウトでいいのですが、ポークから滲み出る脂と、卵焼きで使うサラダオイルの油分でカラシの辛味成分が飛んでしまいます。マヨネーズに対してかなりの分量のカラシを使わなければガツンときません。また、カラシの持つ「アリルイソチオシアネート」には抗菌作用があります。防腐の観点も含めてカラシとマヨネーズは1:2くらいがおすすめです。また、マヨネーズに含まれる「酢」にも防腐作用が確認されていますので、釣行弁当にはもってこいの調味料です。

22cm四方のラップ

横幅22㎝のラップが経験上一番使いやすいと思います。これを22cm引き出してカットすれば22cm角のラップができます。これより小さいサイズですと小動物のお昼ご飯くらいしか巻けませんし、大きいと無駄が多く、またボーっと作っていると山賊の夜食ほども大きくなってしまいます。ほどほどの22cmをおすすめします。

釣行弁当の作り方②「作り方の詳細」

ポークをこんがり焼く

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(画像=『暮らし〜の』より 引用)

フライパンに薄くサラダオイルを敷き、ポークを焼いていきます。ポークの厚さは5mmくらい。中火で両面にじっくりと火を通しましょう。ポークは完全に火が入らないとちょっとケモノ臭さが残ります。両面がチリチリになるくらい焼きます。

こんな感じ

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(画像=『暮らし〜の』より 引用)

焼き終えたらあまり重ならないようにお皿に取り、冷ましておくのがコツです。ここで冷ましておかないとカラシマヨに火が入ってしまい、マヨ風味が飛んでしまいます。カラシはカラシ、マヨはマヨ、ポークはポークの味を壊さないようにしましょう。

薄焼き卵を焼く

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(画像=『暮らし〜の』より 引用)

私はポークおにぎりを食べたい一心でそれ用のフライパンを購入して使っていますが、普通のフライパンでももちろん作れます。大きめのフライパンならば薄焼き卵を焼いたら「ピザの切り方」で3分の1にカットします。あとは作り方は同じですので、この記事を最後までお読みください。

こんな感じ

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(画像=『暮らし〜の』より 引用)

こちらもなるべく広げて冷ましておきます。熱が抜けると卵焼きが硬くなり、破けにくくなりますよ。焼き加減は「焦げを付けないように」が基本です。焦げた方が美味いとおっしゃる方もおられるでしょうが、卵だけはいけません。ミリンやお醤油を混ぜて、それが焦げたのならコクになったりもしますが、混ぜ物をしていない卵は焦げは「タンパク質」の焦げです。皮膚や髪の毛の焼けた臭いが出てしまいます。

ラップの上で合わせる

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(画像=『暮らし〜の』より 引用)

ラップを敷いた上に卵焼きをのせ、カラシマヨをたっぷり塗ったポークをその上にのせます。この時卵焼きとポークでカラシマヨをサンドします。ポークと卵焼きを冷ましたのと同じ理由で、マヨ成分が直接アツアツごはんに触れないようにします。

こんな感じ

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(画像=『暮らし〜の』より 引用)

お茶碗半分くらいの炊きたてごはんを、お椀の中で軽く転がして丸みを付けたら具材にONします。ごはんがばらけてこないうちにラップの四隅を集め、両手でおにぎりに型を付けていきます。ある程度まとまったら四隅をギュッと絞りましょう。冷えたポークと卵焼きはある程度硬さがでます。ここで温かいごはんの熱を利用して成型してしまいます。

ラップはそのまま

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(画像=『暮らし〜の』より 引用)

すぐに食べるのならばラップをはがしてお皿に並べますが、釣行弁当として使う場合はラップはそのままにしておきましょう。これを2~3個作れば一回の食事には充分な量と栄養が得られます。また、ラップで包んでありますので、そのままジップ袋に放り込んでクーラーボックスにインすれば場所も取らず清潔です。