こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
本日、仁藤夢乃氏が代表を務めるcolaboと不正会計疑惑を巡って対峙している暇空茜氏が、東京都に提出した住民監査請求の結果の一部を公開し、大きな話題になっています。
Colabo問題、東京都監査委が「本件精算には不当が認められる」(SAKISIRU)
監査請求の詳細については当事者である暇空茜氏の発信をご参照いただくとして(ここまでの活動・追及には心より敬意を表します)、私からは都政に議員として携わってきた立場として、いかにこの結果が異例だったのかについて少し触れたいと思います。
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もちろん住民からの要請に応じて「監査」をするのですから、厳しい監査が求められる一方、監査をする部局も結局は行政の内部組織。
手心を加える…とまでは言いませんが、行政側にとって厳しい処分が出るのは稀であるというが住民監査請求の通例となっています。
住民監査請求(東京都監査事務局)
東京都の公式HP確認できる平成28年まで遡っても、都に出された住民監査請求はほぼすべて却下・棄却。
認容されているのは知事の公用車不正使用疑惑くらい(公用車で東京ドームにコンサートを見に行った)なもので、裏を返せば「これくらい明白な疑義がある」ものしか通らないわけですね。
その監査請求が棄却・却下されずに通り、会計に「不当」という強い言葉を使い、担当部局に対して是正を勧告している。これは極めて異例なことであると同時に、税の使い道を正す必要性を強く示唆するものです。