目次
初心者向け!海釣りのフィールド紹介
釣り初心者必見!防波堤釣りのポイント
初心者向け!海釣りのフィールド紹介
海釣りではどんなフィールドがあるのか、おすすめ情報をご紹介していきます。
防波堤
防波堤は、海の安全を守るための施設です。 砂底や岩礁底など、防波堤のある場所によって生息する魚の種類も違ってきます。 また、潮の流れの変化や季節によって、集まってくる魚の種類も変化しますので、一年を通してさまざまな種類の魚を釣ることが出来ます。
足場がしっかりしているため、家族連れで釣りを楽しむこともでき、初心者にとっては海釣り入門の最適な場所といえます。 防波堤で釣れる主な魚の情報は次の通りです。
アジ・イワシ・シロギス・カレイ・カサゴ・ メバル・アイナメ・メジナ・イサキ・ヒラマサ
ハゼ・ボラ・スズキ・イシダイ・アナゴ・ クロダイ・サヨリ・カワハギ・タコなど
深海魚や大型魚を除けば、大半の魚はこの防波堤で釣ることが可能です。 防波堤の場所ごと、そして季節ごとに釣れる魚の種類が変わって楽しめますので、海釣りフィールドの中でもおすすめの場所です。 ただし、防波堤の先端では潮の流れが早いため、うっかり落ちると命取りになります。 防波堤に波が被っているような時や天候が荒れている時の釣りは控えましょう。
船釣り
船釣りの歴史は古く、江戸時代ではすでに武士や一部の豪商たちが屋形船を江戸湾に浮かべてシロギス釣りを行っていました。 現在では誰でも気軽に船釣りをすることが出来ます。
船釣りの最大の魅力は、フィールドも釣りの対象となる魚も無制限ということです。 手漕ぎボートや曳き釣りで行うほか、決まった時間に行けば予約なしでも一人で船釣りが出来る「乗り合い船」 事前予約が必要な「仕立て船」などさまざまな方法で船釣りが行えます。 船釣りをする際には注意すべき以下の点が挙げられます。
・船頭がいる場合には、必ず船頭の指示に従うこと ・船の上で立ち上がるとバランスを崩す恐れがあるので、移動は中腰で行うこと ・すべて船頭任せではなく、自分でも天候の見方などの基本的な知識を身につけておくこと
事前予約が必要なものや、気をつけなければならないことはいくつかありますが、フィールドに制限がない分大物を釣れる可能性も高いです。 「初めてだけどどうせなら大物を釣りたい!」という人にはぜひ船釣りがおすすめです。
磯釣り
磯釣りには、防波堤のような安全性や、船釣りのような確実性はありません。 ゴツゴツとした岩場で、複雑な潮の流れを読んで魚と格闘するのです。 大自然の中でのワイルドな釣りの典型的なタイプなので、ダイナミックな釣りの魅力を感じたい人にはおすすめのフィールドです。
初めて磯釣りをする際には、必ずベテランの人に同行してもらうようにしましょう。 また、最初は波の穏やかな小磯から始めましょう。 磯では岩礁帯の底に近い層から中層辺りで釣れる魚を上物、また岩礁の溝や隙間にいる魚を底物と呼びます。
上物の魚 メジナ・クロダイ・ブダイ・ウミタマゴなど
底物の魚 イシダイ・イシガキダイなど
投げ釣り
投げ釣りでは、海岸から竿を大きく振りかぶって遠投します。 投げ釣りを行う場所は、防波堤や岩場などさまざまです。 魚が浅場に寄ってくるシーズンにはそこまで遠投する必要もありませんが、ベテランでは200メートル以上の遠投を行える人もいます。
最近ではすっかり流行りになっているルアー釣りも、広義では投げ釣りに含まれます。
投げ釣りを行う際には、長い糸を大きく振るうため、周囲に人がいないかを十分に確認する必要があります。 初めて投げ釣りをする人では糸が絡まり事故になる恐れもあるので、注意して行いましょう。
釣り初心者必見!防波堤釣りのポイント
防波堤で釣りをする際には、基本的に「ウキ釣り」「サビキ釣り」をよく行います。 それぞれの仕掛けや必要な装備、餌についての情報をご紹介していきます。
ウキ釣り
ウキ釣りをする時には、普通は「磯竿」を使います。 また、釣るポイントが近くて、小物釣りだけの時には「渓流竿」もおすすめです。 どちらも魚の「引き」を楽しむことが出来ます。 投げ竿ではあまり魚の引きは楽しめませんので、初めての人はまず磯竿を用いましょう。 以下の仕掛けと装備を揃えれば、いつでもウキ釣りが始められます。
ウキ釣りの基本的な仕掛け リール・ミチイト・ウキ・オモリ・接続具・ ゴム管・ハリス・ハリ
基本装備と餌 ・コマセ(主に冷凍アミエビやオキアミ) ・付け餌(アミエビやオキアミ、イソメ類、カニや貝など) ・バッカン、コマセヒシャク、コマセカッター ・水くみバケツとロープ(海水をくむためのバケツとそれに 付けるロープ) ・仕掛け予備(根がかりで仕掛けをダメにすることが あるため) ・クーラーボックス(釣った魚を入れるのに使う) ・玉アミ、ハサミ、ラジオペンチなど
サビキ釣り
サビキ釣りをする時には、磯竿と投げ竿のどちらでも使えます。 ただし、使用するオモリをぶら下げた時に穂先全体が曲がるものにしましょう。 以下の仕掛けと装備を揃えれば、いつでもサビキ釣りが始められます。 もし、初めて仕掛けを揃える際に分かり難ければ、釣り具屋の店員に聞くと丁寧に教えてくれるはずです。
サビキ釣りの基本的な仕掛け リール・ミチイト・接続具×2・コマセ袋・ サビキ仕掛け・オモリ
基本装備と餌 ・基本的な装備はウキ釣りとほぼ同じですが、コマセスプーンがあると手が汚れません ・アミエビ(サビキ釣りでの一般的な餌) ・サビキ仕掛け(疑似餌付きのエダバリが何本もついたもの)