目次
健康にも良い地域猫におすすめの餌・おやつ
地域猫の餌やりルール

健康にも良い地域猫におすすめの餌・おやつ

猫におすすめの二大食材は、「チキン」と「サーモン」です。

チキンは高たんぱく・低脂質・低カロリーであることに加えて、寄生虫も少ないことが大きなメリットとなります。猫に最もおすすめの食材といえるでしょう。

またサーモンは魚の一種ですが、こちらは例外。身をオレンジ色にしている色素「アスタキサンチン」が体内の有害な活性酸素を除去する働きをし、がん予防や疲労回復といった猫の健康維持を促進する効果を有します。またDHA・EPAも適量で、加熱すればチアミン欠乏症の恐れもありません。

つまり地域猫の餌・おやつを探す際には、「チキン」または「サーモン」が原料のキャットフードを探すのがコツということになります。

ここでは両者を原料とするキャットフードを3つご紹介します。

「カナガンキャットフード」 チキン&サーモン(ウェット)

二大食材「チキン」と「サーモン」を主原料とするウェットタイプのキャットフードです。

全猫種・全年齢の猫ちゃんに与えても良く、地域猫の主食としてもおすすめ。穀物不使用のグレインフリーに加えて、香料・着色料も不使用で、美味しさと健康を最大限追求した理想の食べ物といえます。

1缶が食べきりサイズなので、鮮度の維持にも長けています。持ち運びもしやすいため、週に1回ほどのぜいたくをさせてあげる場合におすすめです。

定期コースを選べば最大20%OFFで購入も可能。家計にも優しいですね。

こんな飼い主様・猫ちゃんにおすすめ!
・栄養バランスが良く健康的な食事をさせたい
・ウェットタイプで食事と同時に水分をとらせたい
・獣医師など専門家からのお墨付きがあれば安心
・地域猫にもウェットを食べさせてあげたい

「ジャガーキャットフード」(ドライ)

ジャガーキャットフードは、チキン・鴨の生肉と、アスタキサンチンが豊富なサーモンといった、動物性原材料が80%以上を占める、高たんぱくで健康的かつ美味しく仕上げた、ドライタイプのキャットフードです。

さらに健康に良い「スーパーフード」として注目を集めているアサイーやマルベリー、古くから滋養強壮を促進するとして知られる朝鮮人参など、栄養豊富だが高くて手が出せない食材も配合。地域猫にとって贅沢な食事を、お手軽にお買い求めできるのが特徴です。

また穀物不使用のグレインフリーに加えて、香料・着色料は不使用。さらに人間が食べても問題ない「ヒューマングレード」の原材料を厳選して使用しており、厳密な安全・品質管理がされています。

こんな飼い主様・猫ちゃんにおすすめ!
・栄養バランスが良く健康的な食事をさせたい
・チキンまたはサーモンが原材料のキャットフードがいい
・ドライフードの方が管理が楽
・獣医師など専門家からのお墨付きがあれば安心
・なにより食事を美味しく楽しんでほしい

「GRANDS」グレインフリー無添加キャットフード(ドライ)

GRANDSは、「チキン&サーモン (全年齢用)」「チキン (1歳以上用)」「サーモン(1歳以上用)」の3つの原料から選ぶことができます。いずれも二大原料を使用していることに加えて、穀物不使用のグレインフリーという健康面で非常に優秀です。

特筆すべき点は、上記3種類のサンプルを500円のワンコインでお試しできること。しかも送料込み・3袋で300gと大容量。お試しで使ってみて、地域猫に合わない場合は使用を辞める、地域猫が気に入った場合には定期便を利用する、という実験的な活用ができます。

ドライフードなので、主食にも最適。お財布にも優しいおすすめキャットフードです。

こんな飼い主様・猫ちゃんにおすすめ!
・栄養バランスが良く健康的な食事をさせたい
・チキンまたはサーモンで味を選びたい
・サンプルで猫が気に入るかどうか事前に試したい
・ドライフードの方が管理が楽
・獣医師など専門家からのお墨付きがあれば安心
・なにより食事を美味しく楽しんでほしい

地域猫の餌やりルール

地域猫におすすめの餌・おやつを紹介!魚はNG・ルールを守って
(画像=『ととクル』より引用)

地域猫に餌・おやつを与えること自体は問題ありません。

しかし「ルール」に沿って行う必要があり、これに反する形での餌やりは猫のためでもNGです。

・TNRを同時に行う
・えさの後片づけ
・決められた場所へのトイレ設置
・ご近所の理解を得る

それぞれ詳細に解説します。

TNRを同時に行う

猫は繫殖能力が非常に高く、餌を食べて力を付ければ不幸な命が増えてしまい悪循環に陥ります。

そのため餌やりと同時に「TNR」を施してあげるようにしましょう。

TNRとは、Trap・Neuter・Return(トラップ・ニューター・リターン)の頭文字をとった用語で、野良猫を捕獲して不妊治療を行い、元の場所に返してあげる繁殖防止策です。

TRNを行った猫は目印に耳の一部をカットした「さくら猫」となり、それ以上繫殖活動を行わなくなります。

餌を与えてあげる前提は、TNRが終わっているかどうかです。一時の幸せが長期間の不幸に繋がらないよう、しっかり施してあげましょう。

※多くの自治体ではTNR費用の補助を行っています。

えさの後片づけ

えさの後片付けは、餌を与えた人の義務です。缶や袋だけでなく、食べ残しまで掃除するようにしてください。

後述しますが、地域猫活動は地域住民の理解があってこそです。片付けを疎かにすると、活動への理解がされなくなってしまいます。

決められた場所へのトイレ設置

猫のトイレ問題も、餌やりと同時に発生します。こちらは決められた場所に簡易的なトイレを設置して解決しましょう。

猫は一度気に入った場所ができると、多くのトイレをそこで行うようになります。

ご近所の理解を得る

最後に最も重要なことは、ご近所の理解を得ることです。

全ての人が地域猫活動に賛同しているわけではありません。むしろ反対意見を持つ方もいらっしゃいます。

完全な理解を得ることが難しい場合は、お互いの妥協点を見つけましょう。そのためにも、TNR・餌の後片付け・トイレ設置などは非常に重要です。

地域猫の定義は、「地域の合意・理解のもと」「地域住民が協力して世話を行う」とされているので、ご近所の理解は度外視できないと覚えておきましょう。