親の老後にまつわる不安点

「親の老後」問題、健康面や経済面について、6割の人が親とは話し合いができていない?!【2022年アンケート調査】
(画像=『FUNDO』より 引用)

ここからは、親の老後について心配している点についての調査結果を見ていきましょう。

不安点で多いのは「身体・健康」にまつわること

「親の老後」問題、健康面や経済面について、6割の人が親とは話し合いができていない?!【2022年アンケート調査】
(画像=リリース:Ueda Keisho Corp.、『FUNDO』より 引用)

親の老後について最も不安なこととして挙げられたのが健康状態についてです。

「健康状態」が60%で最多となりました。
他にも、45%の「介護」、40%の「認知症」、34%の「足腰の衰え」が続き、健康に関わる不安が多い結果になりました。

男女とも不安点の上位4項目は変わらず

「親の老後」問題、健康面や経済面について、6割の人が親とは話し合いができていない?!【2022年アンケート調査】
(画像=リリース:Ueda Keisho Corp.、『FUNDO』より 引用)
「親の老後」問題、健康面や経済面について、6割の人が親とは話し合いができていない?!【2022年アンケート調査】
(画像=リリース:Ueda Keisho Corp.、『FUNDO』より 引用)

男女ともに、親の老後の不安点については上位4項目として「健康状態」「介護」「認知症」「足腰の衰え」が並ぶという点は共通していました。

しかし、その内訳のパーセンテージを見てみると、「介護」については男性が40%なのに対して女性が51%と女性が10%以上多い結果になりました。
「認知症」についても女性が男性よりも10%ほど多い結果となりました。
介護になると日本では女性に負担がかかりやすい面があるため、親の健康面について女性がより敏感になっているのかもしれません。

親が老後に助けが必要になったら・・・

「親の老後」問題、健康面や経済面について、6割の人が親とは話し合いができていない?!【2022年アンケート調査】
(画像=『FUNDO』より 引用)

親の老後に助けが必要となった場合、どのように対応しようと考えているかという調査結果を見ていきましょう。

体力・病気の面から生活の面倒を見る必要が出てきたどうしますか?

「親の老後」問題、健康面や経済面について、6割の人が親とは話し合いができていない?!【2022年アンケート調査】
(画像=リリース:Ueda Keisho Corp.、『FUNDO』より 引用)

介護の必要はないものの体力の衰えや病気がちになるなどの理由から親の生活の面倒を見る必要が出てきた場合、どのように対応するかを質問したところ、最も多い回答は32%の「まだ考えていない」となりました。
それに続く形で、20%の「もともと同居している」、15%の「施設に入ってもらう」といった回答があげられています。

「自宅で面倒を見る」、「自分が親の家に戻る」、「自宅の近くに呼び寄せる」は合計しても20%以下となっていることから、親の面倒を直接見る割合は少ない結果となりました。

親の介護が必要になったらどうしますか?

「親の老後」問題、健康面や経済面について、6割の人が親とは話し合いができていない?!【2022年アンケート調査】
(画像=リリース:Ueda Keisho Corp.、『FUNDO』より 引用)

実際に親の介護が必要な状態になったらどのように対応をするのか、という質問については、「まだ考えていない」という回答が圧倒的に多く、48%と約半数となっています。
以下、17%の「施設介護」となるだろう、13%の「在宅介護でヘルパーなどを利用」する、が続いています。

経済面で不安が出てきたらどうしますか?

「親の老後」問題、健康面や経済面について、6割の人が親とは話し合いができていない?!【2022年アンケート調査】
(画像=リリース:Ueda Keisho Corp.、『FUNDO』より 引用)

病気や介護などにより親の年金と蓄えだけでは資金が不足する状況が発生したら、その時はどのように対応するかという質問項目もありました。
その回答結果は、「わからない」が35%で最多となっています。
以下、22%の「援助する」、生活保護や高額医療・高額介護合算療養費制度などの「公的制度を利用する」が20%、「親の資金の範囲内で対応してもらう」が18%が続いています。

男女別でもほぼ同様の傾向を示しましたが、「親の資金の範囲内で対応してもらう」という回答が女性は22%となっています。
これは、男性の13%を10%近く上回る数値となっています。

女性の方が、金銭面に関してより現実的に考える傾向があるということかもしれません。