南極の可愛らしい動物たち
南極には50種以上、3億5千万羽の鳥達が生息し、毎月約470万トンの魚やイカを食しています。 その半数がペンギンです! 地球上に生息する全18種のペンギンのうち、その全てが南半球にいます。そのうち8種が南緯60度以南の南極エリアに繁殖しています。





南極には鰭脚(ききゃく)類と呼ばれる哺乳類がいます。簡単にいうと、アザラシとアシカのことです。
アシカとアザラシの違いをご存じですか? アシカは耳たぶがあり後足が前方へ曲がるのに対し、 アザラシは耳たぶがなく後足は器用に曲げられません。
アザラシ科では6種類、アシカ科では1種類の鰭脚類が南極エリアに生息しています。



鯨はヒゲクジラとハクジラの2種類に大別され、世界でおよそ80種に及びます。
南極エリアで確認されたのはそのうちヒゲクジラが8種、ハクジラが7種の計15種。 ヒゲクジラに代表されるのは地球上最大の動物として知られるシロナガスクジラ。
体長30メートル、体重100トンにもなり、 南半球の夏に食糧として豊富なオキアミを追ってやってきます。

南極でのコロナ対策
今現在、約1,000人もの隊員たちが南極大陸にいます。
日本の第61次越冬隊30名も2019年11月に日本を出発してから昭和基地にとどまっています。帰国予定は2021年3月となっており、2人の医師や人工呼吸器、レントゲン装置といった医療設備も整っているとのことです。
米国は南極などに滞在する研究者らに対し、新型コロナウイルスのスクリーニングを行っており、さらに夏隊と越冬隊を完全に分離し、相互に接触しないようにしているそうです。一方、オーストラリアは南極へ向かうスタッフの移動を制限しています。


今はオフシーズンでもあり南極観光は中止されていますが、いずれにせよ世界で唯一、新型コロナウイルスのいない南極大陸がこのままの状態に保たれることを願うばかりです。
文・写真・ティージェー/提供元・たびこふれ
【関連記事】
・避暑地アッター湖で、クリムトセンターと「クリムトの庭園」を訪ねる
・ベルリン郊外に残るベルリンの壁跡地でハイキングやサイクリングを楽しむ
・高速列車「あずま」で東海岸を行く、ロンドンーエディンバラ間鉄道の旅
・【北海道】異国情緒溢れる街・小樽に行ったら、たくさんの笑顔に溢れていた。
・ハワイ・ハレイワタウンでランチをするなら?食べたい内容別のおすすめ5店を紹介