潜り潮発見でイガミ登場

打開策は無いかとアレコレ試していると少し遠投して西に流れた地点に潜り潮を発見。ウキがそこまで流れるとジワジワと沈みだす。魚が出てくるならそこだなと狙いを決めてまきエサをコントロールしてさしエサが流れるタイミングと合わすと、ス~とウキ入れ。もらったとアワセを入れたが、素バリを引かされた。

潮の加減だろうか、いや今のは絶対に魚の仕業だと同じポイントに流し込むとス~とウキが入る。じっくりと待って穂先が曲がり込んでからアワセを送るとゴツン。よしよし食わせたと喜んだ

磯フカセ釣りで42cmグレ【三重】 大型のバラシあるも仕掛け微調整で納得サイズこの日の1匹目はイガミ(提供:TSURINEWSライター田中耕二)

36cm口太グレ登場

本命はお留守かなと思ったが、潮の向きが少し前(北)に出るようにかわった。あれ?これ来るんじゃないかと昔取った杵柄が囁く。ウキ止めがウキを押さえたら少し戻してハリスを伸ばしてやり、さしエサ先行を意識して潮に乗せて行くとユラユラとウキが入った。こいつは本命だと確信してロッドを立てると、グンと重みが乗り足元に締め込んでくる。久し振りのグレの引きを楽しんでタモに収めたのは36cmの口太でにんまり。このしてやったり感が、グレ釣りの面白いポイントだと思う。

当然、連発を期待するのだが、ウキがユラユラと入れども素針を引かされたりさしエサが潰されて上がってきたりと食わせきれない。たまらず磯フロロ1.75号にハリスを落としてウキをG2と軽くした。

磯フカセ釣りで42cmグレ【三重】 大型のバラシあるも仕掛け微調整で納得サイズ1匹目は36cmの口太(提供:TSURINEWSライター田中耕二)

仕掛け変更で食わせたが……

ハリスを落としてウキを軽くすればグレの食いは上がるが、仕掛け操作に気を使う。さしエサが自然に流れるようにミチイト操作に気を配っていると、ガツンと引っ手繰られた。先ほどのグレがノロマに思えるようなスピードで足元に締め込んでくる。必死に応戦したが、ドラグが滑りミチイトから飛ばされた……。なんだ、今のヤツ? 震える手で仕掛けを作り直したが、投げ入れた頃には潮の向きはかわっていた。さしエサが無傷で帰ってくる。

昼食を取りSさんとの会話を楽しむ。本命のアタリは遠く、サンノジが釣れただけだそうだ。厳しい日ですね~と1匹釣った余裕を見せておいた…(笑)。

釣り座を東のハナレに移動

昼前になって潮が引いたので、東のハナレに移動。黒岩のハナレには他の渡船からの釣り人がいたが、本島には渡さなかったようだ。

黒岩のハナレとの水道がポイントとなるが、ここも西流れでよくない感じ。少しでも前(南)に流れてくれれば期待できそうなのだが……。ここもタナは深いだろうと2Bウキを4ヒロにセットして攻めた。

初めはサシエが残っていたが、まきエサが効いてくるとさしエサを取られることが増える。徐々に浅くしながら狙っているとアイゴが釣れた。もう少しタナを浅くする。