エネル・バレンシア(エクアドル)vsカタール戦

カタールW杯開幕戦となったエクアドルVSカタール戦(11月21日)。エクアドルは序盤からエース、FWエネル・バレンシア(フェネルバフチェ)を中心に攻撃を展開。待望の大会初ゴールもこのエースのPK成功によってもたらされた。

バレンシアのゴール後は、フィールドプレイヤーたちが膝をついて円になり、両手を天に突き上げるパフォーマンスを披露。初戦の高揚感もあっただろうが、チーム全体で落ち着きと一体感を見せるゴールシーンを作り出した。


ガーナ代表 FWオスマン・ブカリ 写真:Getty Images

オスマン・ブカリ(ガーナ)vsポルトガル戦

ガーナはグループリーグ初戦でポルトガルと対戦(11月25日)し、最終スコア2-3とあと一歩のところまで追いつめた。後半終了間際、あと1点と迫るガーナの2点目を挙げたFWオスマン・ブカリ(レッドスター)は驚きの行動に出る。

通常ビハインドの状態で試合終盤を迎えれば、追いつくまではパフォーマンスをせず、センターサークルにすぐさまボールを戻し再開を促すものだ。ブカリはコーナーフラッグ付近まで走ると、あろうことか相手チームの英雄FWクリスティアーノ・ロナウドと同じゴールパフォーマンスを披露。敗れはしたが、途中交代のブカリは十分に目立つ活躍をする結果となった。

モロッコ代表 DFアクラフ・ハキミ 写真:Getty Images

アクラフ・ハキミ(モロッコ)vsスペイン戦

決勝トーナメント1回戦、モロッコVSスペイン戦(12月7日)は、120分間の激闘の末スコアレスでPK戦となった。最後にPK成功により勝利を決定づけたモロッコ代表DFアクラフ・ハキミ(パリ・サンジェルマン)は、小刻みに体を揺らすペンギンダンスを披露している。

所属クラブで元スペイン代表のセルヒオ・ラモス(パリ・サンジェルマン)と披露していたダンスであるため、ラモスを今大会に招集しなかったスペイン代表への失望も込めていると言われている。試合中のゴールパフォーマンスとは少し違うが、明らかに意図のあるパフォーマンスなだけに印象深いものとなった。


ブラジル代表 写真:Getty Images

リシャルリソン(ブラジル)vs韓国戦

決勝トーナメント1回戦、ブラジルVS韓国戦(12月6日)。ブラジルは試合序盤から一気呵成に攻め立てる展開で試合を進め、早々に得点を挙げ歓喜のダンスを披露すると、結果4-1で勝利している。

FWリシャルリソン(トッテナム)による3点目となる得点後には、ブラジル代表を率いるチッチことアデノール・レオナルド・バッチ監督もそのダンスの輪に加わるシーンがあった。監督も加わってのパフォーマンスに、一部から批判の声も上がったこのシーン。しかしチーム全体が高揚するほどに、この日のブラジルの攻撃はかなりの勢いをあげていたことも確かだ。


イングランド代表 MFジャック・グリーリッシュ 写真:Getty Images