サムスンが中国唯一のテレビ製造工場を閉鎖

サムスンが11月より中国天津にあるテレビ製造工場を閉鎖すると発表した。サムスンテレビの中国市場販売が低迷しているのが要因とされている。近年サムスンは、中国にある製造工場を相次いで閉鎖し、スマホからパソコンまでの一連のデジタル製品市場から撤退しつつある。

サムスンのスマホは2013年に中国市場シェアトップを獲得したが、その後中国本土ブランドの台頭により業績が下落している一方だ。
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tencent weiboが運営停止

テンセント傘下のSNSサービスtencent weiboが運営停止を発表した。
現在、中国版ツイッターと呼ばれているweiboはIT会社である新浪が開発したサービスである。しかし実は10年前、新浪のほかに、テンセントやネットイースなどの会社もweiboサービスを打ち出していた。当時テンセントは自社開発のチャットアプリ「QQ」からをユーザーを誘導し、登録者数は3億人にのぼっていたが、有名人利用者を囲い込みその影響力で一般人ユーザーの利用を促進する作戦を展開した新浪に敵わなかった。その後テンセントはWeChatの開発に注力し、tencent weiboも終息しつつあった。
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▲ tencent weibo運営停止の知らせ(チャイトピ!よりキャプチャー)

アリババが宅配「YTO Express」に追加投資

アリババが物流会社の「YTO Express(圓通)」に66億元をの追加投資を行い、持ち株比率を22.5%までに引き上げ、第2位の株主となった。

アリババは以前から「四通一達」と呼ばれる物流大手5社(圓通、申通、中通、匯通、韻達)に出資しており、物流分野での影響力を高めてきた。中国物流業界はアリババ系の「四通一達」と京東物流とSF エクスプレス(順豊)の三勢力で形成されている。
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農夫山泉がIPO、創業者・钟睒睒氏は一時中国富豪1位に浮上

中国飲料水メーカー「農夫山泉」が9月8日香港でIPOした。初日の株価は急上し創業者の钟睒睒氏の資産が一時的にジャック・マーとポニー・マーを超え、中国富豪1位になった。

農夫山泉は2012年から8年間、中国ボトルウォーターメーカー市場シェア1位を確保してきた。粗利率は約60%で同業より高い。

さらに钟睒睒氏は今年4月に上場した医薬品メーカー「万泰生物」の約75%の株式を保有している。同社は初めての中国国産HPVワクチンの開発に成功し、株価は上昇、钟睒睒氏の資産はさらに拡大した。
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