コロナの規制がなくなってから初のクリスマスシーズンとなる、2022年冬。今年は自由に旅行や帰省の計画を立てたり、友人や家族でパーティを計画したりできるので、近年以上に人もお店も盛り上がっているように感じます。
住宅の前にイルミネーションなどを飾る家庭が増え、スーパーや小売店では、クリスマスに向けて様々な商品を販売するこの季節。いつどこに出掛けてもクリスマスカラーを目にするので、見ているだけでワクワクします。
今回の記事では、そんなワクワク感をみなさんにシェアすべく、トロント在住歴10年以上の私がこの時期よくお店で目にするものを、主婦目線でご紹介していきます。生活感あふれる様子をお楽しみいただけたら嬉しいです。
ツリーの購入・デコレーションの飾り付け
まず最初に、11月末〜12月1週目くらいによく目にするのが、「生ツリーの販売」です。ホームセンターやスーパーに隣接されたガーデンセンター、地域によっては臨時の販売所を設けて週末に販売しているところもあります。

"Fresh cut Christmas Tree"と書かれた垂れ幕があります。この時期は至る所で、もみの木が販売されています。



だいたいの大きさで価格が異なり、訪れたお店では、2.5フィートから9フィート(60cmから270cm)くらいまでのもみの木が販売されていました。値段はおよそ、2,600円から7,000円ほどです。
かなりの大きさなので、運ぶのが大変です。家族で買いに来て、みんなでかついで帰る人もいれば、車で運んで帰る人もいます。1番大きいものは車のトランクにも入らないので、車の上に木をくくりつけて運ぶ人もいます。もしかしたらみなさんも映画のワンシーンなどで見たことがあるのではないでしょうか。それがこの時期になると、時々リアルで見かけることができます。
そしてもちろん、人工ツリーも販売されています。


高さ・スタイル・電球ありなしなど、様々なスタイルのものから選べます。12月中旬になってくるとセールをしていることが多く、訪れた日は早くも半額になっていました。

160〜200cmほどのツリーを家庭で飾ることが一般的なので、お店に置いてあるツリーも大きいものが多いです。

このツリーはなんと、12フィート!!(360cm)こんなに大きなツリーを飾れるお宅はあるのでしょうか・・・商業用かもしれませんね。ちなみに、ちょっとお恥ずかしいのですが、我が家のツリーはこんな感じです。

高さは160cmほどで、毎年11月末頃から年末頃まで飾っています。カナダの家庭では、家の窓際に飾られることが多く、歩いていると綺麗なツリーの灯りを外から見ることができます。
我が家は、ツリーを購入して5年ほど経つのですが、年々少しづつオーナメントが増えていっています。可愛いと思ったものを買い足したり、贈り物でいただいたものだったり、子どもたちが学校で作ってきたものだったり、年数が増えるごとに思い出とオーナメントが増え、愛着が湧いていくのが、カナダ流クリスマスツリーです。長年カナダに住む家庭は、世代を超えて何十年も受け継がれた思い出深いオーナメントを飾ったりもします。
また、植物を使った装飾品として、こんなものもよく見かけます。


もみとリボン、オーナメントの鉢。玄関に飾られることが多いです。

白樺の木ともみ。DIYでクリスマスのデコレーションを作りたい人に。



ポインセチアは、ここカナダでもクリスマスの代名詞です。
家の中に飾ったり、お世話になった人への贈り物にしたりする家庭が多いです。合計3店舗行きましたが、どこのお店の入口、最も目立つところに置かれていました。
また、こんなものもホームセンターで見つけました。

サンタに届く郵便ポスト。

前庭に飾るイルミネーション付属の置物。


電動式ポンプで膨らむ、これまた前庭に飾る置物です。広大な土地を持つカナダならではな商品です。キャラクターものも多く、、子どもたちには大人気で、近所の庭に飾られているとつい遠回りをしてそのお宅を通って帰ってしまいます。
クリスマスシーズンの買い出し
クリスマス前になると、カナダ人は日頃からお世話になっている人たちへのギフトを贈ることが多いです。日本でいうお歳暮のような感覚でしょうか。学校の先生、ご近所さん、職場の上司や同僚、クラスメイト、友人、親戚家族などへ贈るのが一般的です。
これらの準備で世のママさんはこの時期大忙しです。ブラックフライデーセールを皮切りに、クリスマスに向けた贈答品などのセールが盛んになり、一気に世の中は買い物ムードになり、店が混み合います。
カナダ大手の量販店、ウォルマートでの様子です。


売り場面積が広い大きなお店ですが、クリスマスにちなんだ商品がかなりのエリアを占めており、主にお菓子の箱がびっしり並んでいました。

毎年・そして12月になると毎日子供たちが楽しみにしているのがこれ、アドベントカレンダー。小さな窓がいくつもあって、12月1日から24日まで1日1つ、その日の数字のところを開けてクリスマスまでのカウントダウンを楽しみます。アドベントカレンダーは、写真のような箱のチョコレートやお菓子が主流ですが、ポケット付きの布製タペストリーのアドベントカレンダーもあるので、その中にオリジナルのサプライズを入れて、手作りをする家庭もあります。
また、この時期になるとクリスマス限定のものがスーパーに置かれることが多いです。

クリスマスカラーのドーナツ。


冷凍販売されているクッキー生地も、クリスマスが近づくと特別仕様になります。すでにカットされていて、生地を解凍して焼くだけで出来上がるので、忙しい季節にはとても重宝します。



その他サンタの形のチョコレートや、ブーツや杖の容器に入った飴やチョコレートなど、紹介しだしたらキリがありません。