目次
今回の釣行「サーフジギング」
強風時のアオリイカエギング
今回の釣行「サーフジギング」
けっ!がんばってもダメな時はダメさ(一匹目)

朝マヅメの上げ潮狙いで早朝6時から砂浜に降りロッドを振る。相変わらずの北風。風の緩まる瞬間を狙って何投かしていると。グン、ググンとのっそりしたアタリ。一度大きくあおりフッキングさせ、リールを巻く。「ん?」なんだか変だ。重たいは重たいけれど生体反応が薄い。海草か?いや、時々イヤイヤをしている。うむ、分かった。生きている海草だ。うわ、まだ暗い海辺でそんなものにでっくわしたら恐怖でいろいろ漏れてしまう。結局上がってきたのはクサフグ。毒持ちなのでお引き取り願う。
けっ!がんばってもダメな時はダメさ(二匹目)

日の出が7時15分ころなので、それまでに何か「良い」魚が釣れないかなと強風の中ひたすらジグサビキを投げていると、明るくなり始めた頃キタキタ!ドン、という強いアタリ。緩めに設定しているとはいえジージーと鳴るドラグ。気になる点と言えば頭を回頭させる気配が無いこと。つまり真っ直ぐバックしている感じだ。またぞろ気持ちの悪いヒキ。ドラグを締めひたすら巻く。上がってきたのはアオヤガラ。こいつは苦手だ。頭部の粘液が手に付いたら落ちない。味も無いので、あまり触らないようにしてお帰りいただく。
けっ!がんばってもダメな時はダメさ(三匹目)

すっかり陽の上がった午前8時ころ。落としてはシャクり、シャクっては落とすを繰り返しているとクンクンクンと軽快なアタリ。ふ、見なくても分かる。オキエソくんだろう。案の定上がってきたのは小さなオキエソ。この後何度アタリがあってもすべてオキエソ。ち、ダメな時は何をやってもうまくいかない。オールリリースで納竿。夜の堤防エギングに賭ける!
強風時のアオリイカエギング
強風、特に真横や真向いからの風の時にエギングは苦労します。アンダースローで風の影響を受けないように投げることはできます。しかし問題はその後です。糸ふけを取ってラインメンディングをしようにもPEラインが沈んでいってくれません。でもどうしてもお正月にはアオリイカが食べたい!
重め(沈みやすい)のエギで勝負

そこで強風時に扱い易い重めのエギをチョイスするのですが、このエギはラインを結ぶための「アイ」が2か所に付いています。普通にダートさせるためのアイと真下に落とすためのアイです。これはティップランエギングにも使えるよう少し沈みが早く作られています。これを堤防エギングに使用すると慣れるまでは使いずらいですが、慣れれば風の影響を受けにくく、強い武器になります。
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12月23日、潮汐は小潮。ほぼ満潮を迎えた午前0時ころ。リコン(偵察)隊長である嫁から打電。「アオリイカノカゲアリ、シキュウオウエンモトム」。ここで私の出番。眼鏡っ子の私が嫁の指差す海上を必死でアオリイカを捜す。嫁のイライラが私に伝わった頃イカ発見。エギをアオリイカの「後方」に落とす。自らの波紋からエギが逃げるようなアクションを一度だけ入れ、あとは自然沈降に任せる。エギが見えなくなってから3カウントしてゆっくり聴き合わせ。グンっとロッドを曲げたのは500gのアオリイカ。「してやったり!」
ここで裏ワザを一つ「イカの締め方」

ここで裏ワザを一つ紹介しておきます。エギンガーの皆様はイカを釣ると即締めすると思いますが、案外そのやり方で苦労されているようです。多いのは目の上の外側から斜めに締め具を入れるやり方。ベテランの方でも二度三度刺しなおしている光景をよく見ます。ところがこれ、簡単に失敗無くやる方法があるんです。目の上からスッとハサミを入れ、身の内側と肝の近くを繋いでいる神経を切断するだけです。ただしこのやり方は片身づつしか神経が切れませんから、左右二回ハサミを入れましょう。