政府が観光需要喚起策として実施している「全国旅行支援」。皆さんの中にも、すでに利用した方がいらっしゃるのではないだろうか。全国旅行支援では、旅行代金の40%相当が割引され、さらに、現地で使えるクーポンまで配布するという太っ腹ぶりだが、一部の利用者からはこのような声が上がっている。
2022年12月14日に投稿された、からあげのるつぼ@karaage_rutsuboさんのツイートには、ずさんな確認でおなじみ現場猫が「えっ、全国旅行支援のクーポンを使うには、このPDFデータから目的の店やエリアを目視で見つけないといけないんですか?」と、スマホ片手に愚痴をこぼす画像が添えられていた。
この投稿には、なんと3.8万件の「いいね」がついており、ツイッター上で大きな話題となっている。
今回は、こちらのツイートに関する詳細と、リプライ欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介したい。
「地域共通クーポン」って何?
全国旅行支援について、もう少し詳しく解説しておこう。冒頭にも述べたように、全国旅行支援は政府が実施している施策なのだが、旅行代金の値引きに加え、旅先での消費を促すために「地域共通クーポン」といった金券の配布を行っている。
地域共通クーポンは、平日の旅行では3,000円、土日祝は1,000円が利用者に配布され、宿泊時にホテルのフロントで受け取るシステムだ。
さて、この地域共通クーポンだが、「一体どこで使えるのか」「何に使えるのか」というのは、利用者にとって非常に大きな疑問のひとつである。
宿泊先のホテルに、充実したお土産コーナーが併設されている場合は、その場で使ってしまうのが一番簡単だが、もし宿に欲しいものがなかった場合などは、使える場所を自力で探さなければならない。
その際、今回のツイートで話題となった検索性の悪いPDFを使って、クーポンが利用可能なお店探しをすることになるのだ。
使えるお店はホテルのフロントで聞いてみよう!

このツイートを見たツイッターユーザーたちからは、「あぁ、それ、実際に経験しました。中には載っているのに、うちはやっていないって言われたり・・・。「さぁー!宿探すぞー!」「えーと、ここから検索を・・・ダウンロード・・・PDF」「・・・300件・・・300件・・・ここから300件」ってな感じで・・・。」と、必死にPDFを検索し掲載されたお店を見つけたのにクーポンが使えなかったとの声や、「旅行支援がはじまった頃に使ったけど、コンビニで使おうとしても、対象店舗が少なくて見つけるのに苦労したし、いざ使おうとしたら電子クーポンは何回やっても使えずに、紙のクーポンに切り替えたけど、支払い完了まで5分待たされた(おそらく使う人が少なくて処理の仕方がわからなかった模様)」と、クーポンの使い勝手の悪さに時間を取られたとの声など、さまざまなコメントがリプライ欄には寄せられていた。
地域共通クーポンを手に入れたものの、使えるお店がわからないという方は、ホテルのフロントで聞いてみるのが一番手っ取り早いかもしれない。