台北の総統府や中正紀念堂すぐ近くにある「長栄海事博物館」をご存知でしょうか。一見ホテルの様にも見えるビルの中には数多くの船の模型や絵画が収蔵されており、男性はもちろん、小さなお子様や女性も楽しめるスポットになっています。
長栄海事博物館とは?

この博物館は世界的にも有名なエバーグリーングループの創始者、張榮發氏が長い時間を掛けて集めてきたコレクションを展示した私設博物館。実は地元の人々にもあまり知られていない穴場的スポットで、運が良ければほぼ独り占め状態でゆっくり館内を見学する事が出来ます。
細かい部分までしっかりこだわり、精密に再現された船の模型を楽しめるこの博物館で、海にまつわる歴史や台湾と世界の海運について学んでみませんか。
アクセス方法と1階無料フロア
最寄駅はMRT台大医院駅、2番出口を出て緑溢れる歩道をゆっくり歩くこと約8分で到着します。周辺には台湾観光を代表する様々なスポットがありますので、気になる場所とセットで訪れる方がベター。模型だけでもかなりの数ですので、全てを見終えるのに最低1時間ほど時間を費やすと思います。

一見、事務所かホテルに見える建物の中に一歩入れば、フロア中央に展示された大きな船「鄭和の宝舟」が、目に飛び込んできます。色鮮やかでダイナミックな形に思わずうっとり。この他、原住民の船や、真っ赤で細長いアラビアの船も楽しむ事ができます。各船の前に設置されたQRコードを読み込めば、詳細や歴史を日本語で読む事もできます。それを元にじっくり構造をチェックすれば面白さも倍増することでしょう。

1階にはこの他ミュージアムショップやカフェがあります。エバーグリーングッズや台湾土産をチェックするのにも最適。なおこのフロアのみ無料で開放されています。
2階から5階を見学するには、1階ミュージアムショップでチケットを購入してください。見学の流れはエレベーターで5階まで上がり、順に下へ降りて行きます。なお館内は撮影可能ですが、フラッシュや三脚の使用は禁止されていますのでご注意ください。