履歴書に扶養家族についての記入欄があることはご存知の通り。では、なぜ履歴書に扶養家族についての記入欄があるのかを考えたことはありますか?今回は、履歴書で必ず記載を求められる「扶養家族」について考えていきます。

目次
扶養家族とは?
なぜ履歴書で扶養家族について聞かれるのか?

扶養家族とは?

履歴書にはなぜ扶養家族欄があるの?就職先が扶養家族の有無を知りたい理由
(画像=『キャリアゲ』より引用)

扶養家族とは、働き手が自分の収入で雇っている家族のこと。「被扶養者」とも言われます。「養っている」の定義は、「税法上の扱い」と「健康保険などの社会保険に関すること」によって異なりますが、履歴書の扶養家族欄は、基本的には後者を元に記します。

後者に該当する条件は以下の通り。4点すべてに該当する必要があります。

1.被扶養者が、他の健康保険組合の保険に加入していない
2.被扶養者の1~12月の年間収入が、60歳未満なら130万円未満、60歳以上および障がい者であるなら180万円未満である
3.同居している3親等内の親族で、被扶養者の収入が扶養者の収入の1/2以下である。または、別居だが、被扶養者の収入より多い額を仕送りしている
4.被扶養者が、おもに被保険者の収入で生活している

なぜ履歴書で扶養家族について聞かれるのか?

履歴書にはなぜ扶養家族欄があるの?就職先が扶養家族の有無を知りたい理由
(画像=『キャリアゲ』より引用)

履歴書で扶養家族についての記載を求められる理由は、雇用主が所得税や健康保険などの社会保険の手続きをおこなう際、扶養家族の情報が必要となるためです。企業によっては、この情報をもとに、家族手当や住宅手当、社宅などの支給・手配が必要かどうかを判断するところもあります。そのため、正確な情報を記載することが不可欠です。