しかしこれまでも繰り返し経済対策として提言しているように、日本の景気回復はまだ途上かつインフレ率も諸外国と比較して低水準となっており、今はまだ金融引き締めに走るタイミングでは明らかにありません。
安倍・菅路線の維持に無頓着な今の政府与党は、なんとか方向転換して実績をあげたいと我慢が効かなくなっているように思えます。
しかしそれはまさに地獄への道。せっかくの賃上げ・景気回復に水を差すことは火を見るよりも明らかではないでしょうか。
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今の岸田総理の路線を変えるためには、しばらく国政選挙がない以上、来年の統一地方選挙が一つのターニングポイントです。
来年の通常国会でも財政・金融政策は一大テーマとしてしっかりと軌道修正を提言し、今の政府与党路線で良いのかどうか、有権者が信を問える状況を作り出していきたいと思います。
それでは、また明日。

日本銀行HPより
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2022年12月19日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。