除雪作業の思わぬ効果?
除雪は辛いですが、運動不足になりがちな冬の期間、大汗をかいてかなりの体力を消耗するので、まるでスポーツジムのように運動する事になって、体力も付くという意外な側面もあります。
高齢化が進んでいる現在では、お年寄りだけの除雪作業はかなりの時間を要し、困っているご近所さんがいれば、若い世代の方がお手伝いをする文化があります。そうすると作業の中に会話することが多く、休憩の時におやつや飲料を配る方もいて、自然な形で交流が生まれ都会の生活では体験することができないご近所さんとの絆が生まれる事でしょう。
仲良くなると雪のない時期に、道民がよくやる庭でジンギスカンパーティー、通称ジンパに誘われたり楽しい事が沢山ありますよ。
排雪業者の普及
冬の間、除雪をしてくと雪は溜まっていくばかりで、自宅前の外塀の前に積み上げていても直ぐに限界が来てしまい、その雪をどうして処理をするかが問題になってきます。融雪槽という投げ込むと自動的に雪を溶かして処理する装置があるのですが、わりと高価なものなので、裕福なご家庭やマンション等の共同住宅などにしかありません。
大体の場合は、近隣の空き地や近所の公園を雪捨て場として、川があれば川に流していました。川は捨て放題なので貴重な存在として利用されていたのですが、現在では川の氾濫事故が増えていることもあり、札幌圏では禁止されています。
そこで役立つ存在があり排雪業者。シーズン契約を行う方法で契約プランによる違いはありますが、平均すると1シーズン4万円程度で週に1度、バケット車とトラックによって排雪を行ってもらえます。契約者は年々増加しているとされており、塀の前に積んだ雪を全て運んでもらえるので、雪捨て場に困っている方々からの救世主的な存在です。