イルカのことをもっと知りたい【Q&A】

もっともっとイルカのことが知りたい。そんな声にお応えして、イルカについての質問をQ&A形式でお答えしていきます。

Q どうしてイルカはジャンプをするの?

からだについたアカ(垢)を落とすためにジャンプをしています。野生のイルカを観察するとわかるのですが、自分のからだを海面に叩きつけるように跳んでいます。そうしてアカをおとしているのです。からだにアカがついたままだと、泳ぐ速度がおちてしまうため、イルカたちは頻繁にジャンプをします。

Q イルカは最高何キロで泳ぐことができるの?

イルカの種類によると思いますが、およそ30ノット(時速55キロ)で泳ぐことが可能です。 人間の泳ぐ速さが約6キロなので、イルカたちはその5倍の速さで泳ぐことができるのですね。

Q イルカはいつ眠っているの?

イルカは泳ぎながら眠ります。イルカが片目をとじている時は、脳の半分をやすめて眠っている可能性が高いです。これらを半球睡眠といいます。いつ、敵がやって来てもすぐに逃げられるようにこのような睡眠方法をとっているのです。

Q イルカやくじらの祖先が陸上で生活をしていたって本当ですか?

もっとも古いくじらとして「パキケタス」が知られています。パキケタスは4本の足をもっており、その足で陸上を歩いていたといわれています。

Q イルカはどのくらい海に潜っていられますか?

だいたい5〜10分程度といわれています。イルカの仲間で、もっとも潜水が得意なマッコウクジラは、驚くことに40~1時間ものあいだ海に潜っています。

Q シャチはイルカを食べると聞いたのですが・・・

シャチは英語で「キラーホエール(殺し屋くじら)」と呼ばれています。シャチは狩りが得意な海のどうぶつです。オットセイや大型の哺乳類を食べて暮らしています。シロクマを食べたとの記録もあります。

Q ショーのイルカみたいに野生のイルカもボールなどで遊びますか?

イルカは好奇心が強いどうぶつです。野生のイルカは、海に浮かぶ海藻や流木などを使って遊ぶことが知られています。中には、いったん魚をとって、ふたたび海に逃がし、逃げていく魚を追いかける、という個体のすがたも観察されています。このようにイルカはとても遊び好きなどうぶつなのです。

イルカウォッチングといえば北海道!野生イルカとのステキな出会い
(画像=『北海道そらマガジン』より 引用)

北海道はイルカの宝庫

さまざまな野生動物と出会うことのできる北海道ですが、実は、野生のイルカとも出会うことができます。北海道でのイルカウォッチングは春から夏の期間におこなわれていることが多いです。北海道でおすすめのイルカウォッチングを2か所ご紹介いたします。

※画像をお願いいたします。

津軽海峡

フェリーにのってイルカを観察することができます。野生のカマイルカに出会える確率が高いのは、4月〜6月です。この時期になるとイルカの餌であるイワシが来遊するためです。

室蘭近海

春から夏にかけてたくさんのイルカに出会える可能性が高いです。カマイルカの大群を近くで観察することが出来ます。運がよければイルカの他に、クジラやシャチなど、大型の海洋生物に出会えるかもしれません。

なお、北海道で見ることができる野生のイルカは主に2種類です。カマイルカと、イシイルカという種類のイルカです。カマイルカは水族館でも大人気で、なじみの深いイルカでもあります。いっぽうのイシイルカは水族館ではめったに見ることのできない希少なイルカです。

イルカウォッチングといえば北海道!野生イルカとのステキな出会い
(画像=『北海道そらマガジン』より 引用)