南国台湾と言えど、冬は寒さが身に沁みます。そんな時に、ぜひとも食べてほしいのが、ゴマ油の香りが食欲をそそる「麻油鶏」。アツアツスープとショウガパワーで、身体の芯から温まりましょう!
目次
冬の風物詩「麻油鶏」とは?
麻油鶏の食べ方その1:お店で食べる
麻油鶏の食べ方その2:カップラーメンで食べる
麻油鶏の食べ方その3:自宅で作る
冬の風物詩「麻油鶏」とは?
麻油鶏とは、鶏肉をゴマ油(麻油)、ショウガ、料理酒で煮込んだ料理のことで、台湾では日常的に見かけるポピュラーな料理です。漢方医学の概念から、産後ケアを重んじる文化のある台湾では、出産後の身体を労わるメニューとしてもおなじみです。身体を芯から温めてくれるショウガが、たっぷり入っているので、寒い冬に食べるのがおすすめですが、薬膳料理のお店などで、一年中いつでも楽しむことができます。
台湾に来て、麻油鶏を食べたいな...と思ったら、お店に行くのが一般的ですが、それ以外にも方法があります。いろいろ試して、自分好みの麻油鶏を探してみては?
麻油鶏の食べ方その1:お店で食べる
筆者の住む台南にも、「Walking Su 藥膳麻油雞」という有名な麻油鶏のお店があります。このお店は、中心部から少し離れた場所にあるにも関わらず、特に寒い季節はたくさんのお客さんが足を運ぶお店です。オープン前の18時前にも関わらず、すでにお店は満席状態でした。

ここでは、看板メニューの藥膳麻油雞湯(薬膳麻油鶏スープ/100元)をベースに、麺入りや鶏肉なしのスープが楽しめるほか、麻油糯米雞飯(麻油鶏おこわ/40元)も堪能できます。鶏ダシのきいたスープとホロホロの鶏肉がおいしいのはもちろんのこと、何とそのスープが飲み放題というのが、このお店の人気の理由。空になったお碗をキッチンにもっていくと、何回でもスープを入れてくれる気前の良さに、リピーターが後を絶ちません。待ってでも食べる価値ありのお店です。

Walking Su 藥膳麻油雞
住所:台南市東區東平路260號
電話:無
時間:18:00~22:00(売り切れ次第終了)
休み:日曜