中学受験も大学受験も試験日本番までわずかな日数になった。

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受験生は是非とも「マトリクス計画表」を作成して、一日一日を充実したものにしていただきたい。

詳細は、拙著「すぐに結果を出せるすごい集中力」で書いた。

この計画表を作成すれば、大逆転も十分可能だ。

なぜなら、試験というものは直前が大切だからだ。

多くの人々が「一夜漬け」で期末試験などを乗り切った経験があるように、直前での学習はダイレクトに試験結果に反映される。

人間は必ず「プランニングの誤謬」に陥る。

将来の時間や日数を甘く見過ぎてしまうのが「プランニングの誤謬」だ。

夏休みに計画倒れした経験のある人が多いと思うが、これは「プランニングの誤謬」に陥った結果だ。

ほとんどの人が陥るのだから自己嫌悪になる必要はない。

ザックリ言ってしまえば、残された時間は「漠然と考えている時間」の半分しかないというのが「プランニングの誤謬」の結論だ。

そこで、試験日までに「やるべき課題」をピックアップして「必要時間」を計算する。

後は、試験日(できれば1週間前)までの日にちをマス目の左側に書いていく。