「お金を貸して」と頼まれたとき、あなたはどうするだろうか。「相手を見て、貸すかどうかを判断する」という人も多いだろう。
その判断材料はどこにあるのか。「絶対貸してはいけない人」「貸してもいい人」を見分ける5つのチェックポイントを元銀行員に聞いてみた。
約束を守れる人か
約束を守れない人はお金を返す約束も守れない。
身内であれ他人であれ、些細な約束も必ず守る人なら、状況に応じてお金を貸してもよいだろう。しかし、一度でも約束を破ったことがある人はお金を返してくれないリスクが高いので、「お金を貸して」と言われても絶対に断るべきだ。
ギャンブル好きか
原則として、ギャンブル好きには絶対にお金を貸してはいけない。
ギャンブルにハマると正常な判断力を失って大金をつぎ込み、返済不能な借金を抱えやすい。したがって、ギャンブル好きにはお金を貸さないのが鉄則だ。
なお、身内であれば一旦借金の肩代わりをするのはアリ。ただし、それ以前に債務整理をさせる、ギャンブルへの依存傾向があるなら病院や施設で適切な治療を受けさせる、などが先決となる。
ルーズな性格か
原則、ルーズな性格の人にお金を貸すのもNGだ。
ルーズな性格だとお金の管理もルーズになるため、貸したお金が返ってこない可能性が高い。むしろ、その人がお金の管理をしっかり行う方向に持っていく方が本人のためになる。
見栄っ張りか
見栄っ張りの浪費家には、リボ払いなどで大きな借金を抱える人が多い。そのような人にお金を貸してもまず返ってこないので即座に断るべきだろう。
相手によって態度を変えるか
相手によって態度を変える人にもお金を貸してはいけない。特に、自分が相手より下の立場である場合は借金を踏み倒される可能性が高いので、絶対に貸してはいけない。
ただ、自分が相手より上の立場なら貸したお金が返ってくる可能性があるので、返済されないリスクを負って貸すのはアリだろう。
「親しい人にもお金を貸さない」がベストな対応
人に貸したお金は返ってこない可能性が高い。また、お金の貸し借りを機に相手との関係が悪化する可能性はもっと高いと考えられる。
したがって、「親しい人にもお金を貸さない」がベストな対応だ。相手が身内でも安易にお金を貸したり借金の肩代わりをしたりしてはいけない。常日頃からそれを心掛ければ、お金も人間関係も失わずに済むだろう。
文・大岩楓
元銀行員。預金・為替業務に長く携わった経験をもとに、節約などの記事を多数執筆中。
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