歯型スキャン体験で取得したデータは

以前、TechableではOh my teeth 代表取締役CEO西野にインタビューしていただきました。

インタビューで触れたように、Oh my teethでは歯型を3Dスキャナーでスキャンして、すぐに3Dデータ化してユーザーに見せる診断を実施しています。

この診断では、ユーザーがストアで自分の歯型を見ることで、自分の歯並びや「虫歯がどこにあるか」などを知ることができます。

なお、Oh my teethではユーザーが帰った後に診断結果を確認する画面を送っています。

診断結果の画面では、歯型の3Dモデルを動かすことが可能で「自分の歯のどこに隙間があるのか」「咬み合わせがどうなっているのか」などをユーザー自身のスマホで確認できます。

適合診断ビューア(歯型の3Dデータは筆者のもの 過蓋咬合と診断されました)
上の歯が下の歯に覆い被さっている咬み合わせのこと

矯正歯科において、3Dスキャナーを導入しているところではクリニック内で自分の歯型が確認できるところはそれなりにあると思います。ただ、3Dデータをユーザーのスマホで閲覧できるようにしているところはないでしょう。

「見せられるデータは可能な限り渡す」という取り組みは、歯科を身近なものにするためにOh my teethが実践していることの1つです。

UX観点でのストア体験設計

UXという観点で、Oh my teethはクリエイティブファーム「THE GUILD」と連携しUX向上の取り組みを行っています。

参考:Oh my teeth、クリエイティブファーム「THE GUILD」と連携しマウスピース矯正中のユーザー体験をアップデート

Oh my teethが提供するUXの根幹となるものに「Oh!」と「サクッと」というものがあります。

圧倒的なユーザー体験を提供してユーザーに思わず「Oh!」と言わせることや、完全予約制にして待ち時間を0分にしてユーザーの拘束時間を極限まで抑えた結果生まれる「サクッと」。この2つを提供するために何ができるかをOh my teethは常に考えています。

UXというものは常にアップデートし続けていくものです。冒頭でも書いたとおり、Oh my teethでは全チームがスクラムを運営して毎週改善や新機能などをリリースしています。

このスピード感で改善していくことで、ほかの歯医者や競合サービスを追随させないUXを提供しています。