周囲ではポツポツ

乗船後3時間が過ぎても全く釣れず、周りはポツポツと釣れており、笑顔で『おめでとうございます』と言いながらもこのまま私だけ釣れないんじゃないかと内心はかなり焦ってました。別の船に乗っていた友人からも、キロアップの大きいアオリイカの写真が送られてきて、『釣れないー』と笑顔を作りつつも自分の下手っぷりに悔しくて泣きそうになってました。

同船者からのアドバイス

根掛かりでとうとう友人から借りたリールのラインが切れてほとんどなくなりました。仕方なく予備で持っていっていた、いつも使っている自分のリール(ルビアスエアリティ2500番)をセット。そんな私を見兼ねた同船者のベテランさんからエギやシンカーの重さのアドバイスをもらい、60gになるように調整。やっと底が取れてドラグを少しだけ緩めて設定してみたら慣れた自分のリールだったためか、さっきよりシャクれる!なんとか形になってきました。

待望のアオリイカ登場!

5回シャクってピタッと止めると、すぐにティップがグッと下がりました。アタリだ!待ちに待ったアオリイカのアタリにドキドキしながら即座にアワせました。重くなった!やったー乗った!ゆっくりリールを巻いて上がってきたのは400gくらいのアオリイカ。ここまで長かった。船長さんや同船者の方々から『おめでとう』と言ってもらえ、やっと釣れた嬉しさでハイタッチ。

初ティップランエギング釣行でアオリイカ3杯 連続根掛かり乗り越え手中やっと釣れたアオリイカ(提供:TSURINEWSライター永田美紀)

モンゴウイカも顔出し

今からどんどん釣るぞー!とすぐにエギを落として、シャクって止めてを2回繰り返したところで再びアタリ!アワせて「よし!」乗った。今度はさっきよりもかなり重い。これは大物の予感。船長さんにも『これ大きいです!』と自信満々に伝えました。

イカの姿が見えたら、なんと大きいモンゴウイカ。確実にキロアップある大きさで周りのみんなも苦笑い。モンゴウイカも美味しいでしょ。お土産に持ち帰りますよーと船にあげた途端、大量の墨を吐かれ自分の服はもちろんタックルボックスや船体も墨まみれで真っ黒に。みなさんこれ分かってらしたのでしょう、さっきの苦笑いの意味はこれでしたか。申し訳ありませんでしたー。

最終釣果

モンゴウイカの墨を流して、その後2杯のアオリイカを追加することができました。しかし、そこで12時になりタイムアップ。釣りたりない私は『検量はいいから、もうちょっとやりましょう』と冗談(本心)を言いながら港へ戻ってきました。初めてのティップランエギングの結果は、アオリイカ3杯とキロアップのモンゴウイカでした。

ブービー賞ゲット

場所を移動し、大会の表彰式。なんと!狙い通り2杯720gでブービー賞をいただくことができました。これはこれで嬉しかったです。1位の方は2杯で1.9kgを超える釣果で差は歴然でした。

初ティップランエギング釣行でアオリイカ3杯 連続根掛かり乗り越え手中ブービー賞をゲット(提供:TSURINEWSライター永田美紀)