アナーキーという言葉をご存じですか?
ちょっとパンクでカッコいいイメージがあり、使ってみたくなるカタカナ語ですよね。

しかし「あの人はアナーキーなタイプだ」「アナーキーな状態になったな」などと言って、ニュアンスは伝わるかもしれませんが、では実際にはどんな人物なのかというと説明が難しいですよね。
そこでここでは、「アナーキー」の意味や語源について見ていきましょう。

アナーキーとは

「アナーキーな状態」ってどういう状況?アナーキーの意味や使い方について解説
(画像=『FUNDO』より 引用)

アナーキーの意味と由来をここでは見ていきましょう。

意味

アナーキーとは、「無政府状態」または「無秩序」をあらわす語句です。
社会集団において正しい順序や決まりがないということや、物事の筋道がないことをあらわします。

由来

アナーキーの語源は、古代ギリシャ語の「anarchos」です。
これは、指導者がいない状態を指して使われる言葉でした。

古代ギリシャは家父長制社会であり、家族の中でも家長が絶対的な権限を持ち支配をするという形態でした。
そのような社会構造を背景にして生まれた言葉なのかもしれません。

アナーキーから派生した言葉

「アナーキーな状態」ってどういう状況?アナーキーの意味や使い方について解説
(画像=『FUNDO』より 引用)

アナーキーから派生した言葉には「アナーキズム」と「アナーキスト」があります。

アナーキズム

アナーキズムとは「無政府主義」のことです。
現在の国家権威を否定する主義主張で、個人の自由と平等を重視する社会を目指す政治思想のことを指すこともあります。

アナーキスト

 

アナーキズムを志操として掲げる人物たちの総称として「アナーキスト(無政府主義者)」があります。