目次
ビンディング(バインディング)の角度の決め方
スノーボードのセッティングをしてみましょう
ビンディング(バインディング)の角度の決め方
![【初心者必見】スノーボードのスタンス幅・角度の決め方!正しい調整方法を解説!](https://cdn.moneytimes.jp/600/399/tpgobyxCXjQzcTTsFLLxFOJFadYDLOsp/4aed4e05-9ffb-47fd-8e5b-391470d62337.jpg)
ビンディングの角度を修正してみると、滑りやすさに変化が起きます。何度か数値を変えてみて、ちょうどいいポジションを見つけましょう。角度の決め方は滑りたいスタイルごとに特色があります。自分が目指す滑りに沿った角度を選んでください。ビンディングの角度は、ビンディング本体に刻まれているめもりに、ディスクプレートを回して合わせていきます。+から−まで動かせ、つま先を進行方向にすると+、逆にボードの後ろ方向につま先を向ければ−です。
ビンディングの角度を変えると何が違うの?
前足の角度を大きくする、小さくする
前足の角度を大きくすると自然と体が前に向くので、ターンをするときの目線や肩の先行動作がスムーズです。重心や体重移動もしやすい体勢となるので、ターンのスピードに同調できます。カービングターンや初心者をする人は大きめの角度に設定しましょう。角度を小さくするとスイッチスタンス(前後の足を逆に滑る)にしても違和感が少なく滑れるので、トリックをした時にも安定感がでてきます。グラトリやアイテムを使って楽しむ滑り向きです。
後ろ足の角度をプラスにする、マイナスにする
まず後ろ足の角度をプラスにすると、両足のつま先が進行方向に向くので、体が前向きになります。ひざや体重を使って板全体を地面に押し付けやすくもなるので、ターンをするときに有利です。初心者やカービングターンに向きます。一方で後ろ足をマイナスにした場合は、両足のつま先が反対に向くので、体勢が不自然になりひざや腰への負担を感じます。スイッチスタンスで滑る場合はスムーズに動けるでしょう。グラトリなどのトリック系の滑り向きです。
滑り方別 角度の決め方
![【初心者必見】スノーボードのスタンス幅・角度の決め方!正しい調整方法を解説!](https://cdn.moneytimes.jp/600/401/GonMTocoGbXvJFgNqiedGhvnNkeptQst/a4ac0862-4128-42ec-8634-0b71518c0ac6.jpg)
スノーボード初心者
前足+15°〜21°/ 後足+3°〜6°
ターン習得にはげむ初心者さんは、ターンがしやすいように両足のつま先を進行方向にそろえてください。すると、体が自然と前に向くので、ターンをする時のきっかけの動作を見つけやすくなります。ひざも十分に使えるので、体重を入れたり抜いたりもしやすいです。上達に合わせて他のスタンスへと変更していくことも考え、後ろ足はあまりきつい角度にはしないでおいた方がすぐになじめます。
グラトリに挑戦したい
前足+9°〜15°/後足0°〜−12°
後ろ足を−の角度にします。普段のターンをするときには意識的に体を前へと向かせて滑ることになるでしょう。後ろ脚のひざや腰は前方にひねった体勢となるので、負担は感じます。スイッチスタンスになっても、レギュラースタンスのときとのギャップは少ないので滑りやすさはありますが、スイッチスタンスでのターン練習は必須です!後ろ足の角度は、0°あたりを目安に徐々に広げ、いい塩梅の角度を見つけましょう。
カービングターンを極めたい
前足+18°〜24°/後足+6〜9°
両足とも初心者の設定よりも角度をプラスにつけましょう。つま先の角度がより前方に向けてついているので、進行方向に体を向けやすくなります。後ろ足も前に向いているので、よりひざの曲げ伸ばしをスムーズに行うことができるし、体重を乗せた滑りがしやすいです。エッジをしっかりと使いながらのターンがうまくできるようになれば、スピードに乗せて気持ちの良い滑りを楽しむことができますよ。
- まとめ スタンス幅 / 角度の目安
- ・初心者
スタンス幅:肩幅(身長×0.3)
角度:前足+15°〜21°/後足+3°〜6°
・グラトリ
スタンス幅:肩幅(身長×0.3)+5〜10cm
角度:前足+9°〜15°/後足0°〜−12°
・カービングターン
スタンス幅:肩幅(身長×0.3)〜−5cm
角度:前足+18°〜24°/後足+6〜9°
スノーボードのセッティングをしてみましょう
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ビンディングのセッティング作業にとりかかりましょう。文章だけだとわかりづらいと思うので、動画などを見ながら一緒にセッティングをしていくとよくわかります。ビンディングのビスの取りつけ取り外しには、必ず+3サイズのドライバーを使用してください。他のサイズのもので代用していると、ネジ山が潰れたりなめってしまい、きちんと板とビンディングを固定できなくなってしまうかもしれないので、使う道具には十分注意を払いましょう。
- 準備するもの
- ・スノーボード
・ブーツ
・ビンディング
・ドライバー(+3)
・メジャー
セッティングのやり方
まずボード上でスタンス幅を合わせ、ビンディングをどのビス穴につけるとちょうどいいかを確認します。ビンディング本体のメモリとディスクプレートの矢印を動かし角度を合わせたら、ビンディングの穴とビス穴をそろえてください。ビスを軽くとめ(仮どめ)ビンディングにブーツをきちんと履かせてつま先とかかとがボードから出っぱり過ぎていないかを確認します(センタリングの確認)。最後に、仮どめにしていたビスをしっかりしめましょう(ビスは対角線にしめていく)。