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スノボウェアの目的と機能
スキーとスノボのウェアの違い5つ

スノボウェアの目的と機能

スノボウェアはターン重視

スキーウェアとスノボ ウェアの違いって?兼用できる?機能や目的について解説!
(画像=出典:unsplash.com、『暮らし〜の』より引用)

スノボはスピードを出すよりも、トリッキーなターンやジャンプを目的とするスポーツなので、着地が安定するように板は短く幅広でエッジもありません。

スノボウェアはターンやジャンプがしやすい動きを重視するため、少し大きめのサイズになっています。また中にインナーを後付けで着ることを前提にしているため、シルエットはスキーよりルーズなイメージになるのです。

最近はタイトな傾向

スノボウェアは転倒の衝撃を和らげるプロテクターなどを中に仕込むため、パンツは太めに設計されています。しかし最近はファッション性を優先して細身になってきて、特に女性用はメンズより細身でタイトなモデルが最近の傾向です。そのためジャケットはスキーウェアと見た目のシルエットは変わらなくなっています。

スノボウェアをスキーと兼用する場合

スキーウェアとスノボ ウェアの違いって?兼用できる?機能や目的について解説!
(画像=出典:unsplash.com、『暮らし〜の』より引用)

タイトなスノボウェアでスキーと兼用できれば、スキーウェアを後付けで購入する必要がなく助かります。その場合はっきり言って、ジャケットは兼用できてもパンツは兼用できできません。

ジャケットはインナーに厚手の暖かいものを着用するなど工夫すれば兼用できます。しかしパンツはエッジガードを後付けすることもできますが、パンツの生地が薄手なのでスキーとの兼用は怪我をするリスクがあるのでおすすめできません。

スキーとスノボのウェアの違い5つ

スキーウェアは細くてタイト、スノボウェアはゆるめでルーズと言われていましたが、昨今はスノボウェアもスタイリッシュでタイトにになってきて、特に女性用のジャケットはほとんど見分けがつきません。そのため兼用で使えるのでは?という方も増えています。シルエット以外のスキーとスノボのウェアの違い5つを紹介して行きましょう。

①生地の厚みとサイズ

スキーウェアとスノボ ウェアの違いって?兼用できる?機能や目的について解説!
(画像=出典:pixabay.com、『暮らし〜の』より引用)

スキーウェアは、スピードを出したときに体温低下を防ぐため、中綿が入った厚手の生地でできています。ジャケットのサイズは風の抵抗でスピードが落ちないようキルティング処理などでバサつきがなくタイトで、丈も短めなのが一般的です。パンツも伸縮・柔軟性がある生地で足にフィットするようになっています。

スノボウェアはゆったりサイズ

いっぽうスノボウェアは下にインナーを着ることを前提にしているので、ジャケットは薄手の生地でゆとりを持たせ丈も長めです。

パンツは中にプロテクターやケツパッドを仕込むことを考慮して余裕のあるサイズで、生地も薄手になっています。そのためスノボのパンツでスキーをすると風にあおられバタついたり、転倒時にエッジで怪我をするリスクがあるので、兼用はおすすめできません。

②エッジガードの有無

スキーウェアとスノボ ウェアの違いって?兼用できる?機能や目的について解説!
(画像=出典:pixabay.com、『暮らし〜の』より引用)

スキーの板には鋭くターンを切り返すために金属製の鋭いエッジがついています。そのエッジで転倒時にスキーウェアのパンツが破れないように丈夫な生地のエッジガードがついているのが一般的です。

いっぽうスノボにはエッジがないので、スノボウェアにはエッジガードはありません。したがってスノボパンツでスキーをすると、転倒時にエッジでウェアが破け怪我をするリスクがあるので兼用は避けましょう。

③防水加工の有無

スキーウェアとスノボ ウェアの違いって?兼用できる?機能や目的について解説!
(画像=出典:pixabay.com、『暮らし〜の』より引用)

スノボは尻から転倒することが多く、またビンディングの装着時や休憩時には雪の上に腰を下ろすので、スノボのパンツにはしっかりと防水加工や撥水加工が施されています。

いっぽうスキーウェアは、ビンディングの着装は立ったままで行い、転倒の仕方もさまざまなのでスノボウェアほど防水の必要がなく、軽い防水と撥水加工があれば十分と言えます。このように防水加工の仕様がスキーウェアとスノボウェアの違いです。

④パウダーガードの有無

スノボウェアのほとんどにはパウダーガードが装備されています。スノボはトリッキーなターンやジャンプをするため、転倒のリスクが非常に高いスポーツです。

そのため雪がウェア内に侵入しないよう、裾や腰の部分などが二重のかぶせになっていて雪をガードしています。またパウダーガードは単品の購入ができるので、ついていないモデルの場合は後付け可能です。スキーウェアはもともとタイトなのであまり心配入りません。

⑤サスペンダーの有無

スキーウェアのパンツには、サスペンダーが付いているものが多いのですが、スノボのパンツにはほとんど付いていません。サスペンダーはスキーの激しい膝の曲げ伸ばし運動でパンツがずれるのを防ぎ、転倒時に雪の侵入を防ぐのが役割です。

しかしファッション性に欠けるので、最近ではあまり人気がありません。代わりにマジックテープ式の後付けベルトや、ベルトで通し付きのパンツが販売されています。

スノボにサスペンダーは必要ない

スキーウェアとスノボ ウェアの違いって?兼用できる?機能や目的について解説!
(画像=出典:pixabay.com、『暮らし〜の』より引用)

スノボのパンツにサスペンダーが必要ないのは、スノボのターンやジャンプなどの動作の邪魔になってしまうからです。スノボはスキーと違い上半身と下半身全体を使い、さまざまな種類のターンやジャンプ・回転をするので逆に動きを制限してしまいます。自由奔放な滑りとファッション性を楽しむのがスノボです。