目次
スノーボード板のチューンナップに必要な道具
スノーボードのチューンナップのやり方

スノーボード板のチューンナップに必要な道具

スノーボードを自分でチューンナップ!板のメンテに必要な知識と方法を解説!
(画像=Photo by myasxfc、『暮らし〜の』より引用)

チューンナップに必要なものと、用意すればチューンナップに役立つ便利な道具を紹介します。また、道具を購入する際の選び方も紹介するので、自分でチューンナップをすることに興味がある方はぜひ参考にしてください。

最低限必要なもの

ホットアイロン

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(画像=Photo byAlexas_Fotos、『暮らし〜の』より引用)

アイロンはソールにワックスを塗る際に使います。ワックスは熱で液状にしてからスノーボード板に塗らなければなりません。そのため、熱でワックスを溶かすためのアイロンが必要なのです。

ホットワックス

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(画像=Photo byjackmac34、『暮らし〜の』より引用)

熱で蝋燭のように溶かして板に塗ります。基本的に滑る時期の気温で種類分けされます。シーズンインや春スキーのような気温が高い時期用やハイシーズンの極寒の時用などがあるのです。

多くの種類がありますが、最初は-4℃から4℃くらいのタイプを選べば問題ありません。

ブラシ

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(画像=Photo by5598375、『暮らし〜の』より引用)

ブラシは最後の仕上げに使います。硬さに違いがあり、硬い順からブロンズ、ボア、ナイロン、馬毛です。はじめのうちはボアやナイロンなど中間の硬さのブラシを用意すれば十分チューンナップができます。

スクレーパー

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(画像=Photo byOpenClipart-Vectors、『暮らし〜の』より引用)

ワックスや汚れを削るための道具がスクレーパーです。一見すると、定規のような道具なので、普通の定規でも代用できそうですが、定規で削るとソールを傷つけてしまうため、スクレーパーを使いましょう。

チューンナップにあれば便利な道具

リムーバー(クリーナー)

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(画像=Photo byPublicDomainPictures、『暮らし〜の』より引用)

スノーボード板の汚れを落とすためにはリムーバーと呼ばれる洗剤を使います。汚れは綺麗に落とすことができるのですが、ワックスも含めてすべて落としてしまうため、使用方法には注意しなければなりません。

アイロン台

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(画像=Photo byMichal_o79、『暮らし〜の』より引用)

アイロン台はその名の通り板を置く台です。自宅にある椅子などで工夫すれば代用できなくはないのですが、専用の台があった方がチューンナップの際には非常に便利です。

スクレーパーシャープナー

スクレーパーシャープナーは前記で紹介したスクレーパーを研ぐための道具です。スクレーパーは使い続けると角が丸くなり、ワックスや汚れが剥がしにくくなってきます。

そのため、スクレーパーの性能を維持するためにもスクレーパーシャープナーを使って研ぐことが重要なのです。

ワクシングセットで大体はそろう

ここまで必要な道具と便利な道具を紹介しましたが、実はこれらの道具がセットとなったワクシングセットと呼ばれるチューンナップ用具があります。そのため、すべての道具を選んで揃えなくても大丈夫です。

専用のケースに入って揃っており、持ち運びにも非常に便利な上、どのメーカーも性能はほとんど変わりません。消耗品以外の道具は購入してから10年以上は使い続けられますよ。

スノーボードのチューンナップのやり方

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(画像=Photo byspinheike、『暮らし〜の』より引用)

冒頭でも説明した通り、チューンナップはスノーボードを行う上で非常に重要な作業です。この作業を行わなければ劣化した板でスノーボードを行うことになります。そのため、自分で行う際には必ずやり方を把握しましょう。

ダリングについて

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(画像=Photo byWokandapix、『暮らし〜の』より引用)

スノーボード板を購入して最初に行うプレチューンナップの段階でまず、ダリングを行います。ダリングとはスノーボード板の余分なエッジを削ることです。エッジなんて削って大丈夫?と思う方もいるのではないでしょうか。安心してください。

素人が行うダリングは滑りに影響しない、ノーズやテールです。そのため、やすりさえあれば誰でも簡単にできるのです。

エッジのダリング方法

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(画像=フリー写真素材ぱくたそ、『暮らし〜の』より引用)

ダリングを行う際はまずダリングを行う範囲を確認します。この範囲を見誤ると板の性能にかかわります。範囲を確認したら、マジックなどで印を付け、削りましょう。通常はファイルと呼ばれる専用の工具を使うのですが、やすりでも代用できます。

紙やすりを使う際は何か硬いものに巻いてから使うと、削りやすくなりますよ。

場所選び

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(画像=Photo bySkitterphoto、『暮らし〜の』より引用)

スノーボード板をチューンナップする際の場所の選び方を工程ごとに分けて説明します。作業中に細かいゴミが出ることもあります。そんな作業を室内で行うと後々掃除が面倒なので、場所を考えて作業を行う必要があるのです。

ワックスを塗る作業

ワックスを塗る工程では場所はどこでも構いません。コンセントと板を置けるスペースさえあればどこででもできます。しかし、室内で行う際はワックスが床に垂れないように注意する必要があります。

ワックスを剥がす作業

この作業で小さな削りカスが出ます。これが非常に細かいチリのようなもので室内で行う場合はブルーシートなどを敷くなどの対策が必要です。少なくとも掃き掃除ができるような地面で行いましょう。

板を綺麗にする

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(画像=Photo byjarmoluk、『暮らし〜の』より引用)

ソールの汚れはスノーボードの滑りに最も影響を与えます。汚れの上からワックスを使っても決して性能が上がることは無いのです。そのため、ソールの洗浄はチューンナップにおける重要な作業だといえるでしょう。

そんなソールを綺麗にするやり方を説明します。

リムーバーやスクレーパーを使う

まずソールを目視で確認しましょう。汚れが目に見える程汚れている場合は、クリーニングに出すか、リムーバーで汚れを落としましょう。リムーバーの種類は非常に豊富ですが、強力なタイプを使うとソールを痛めることがあるため、注意が必要です。

また、汚れが目立たない時は洗浄ではなく表面を削るだけでも構いません。その場合はスクレーパーやブラシを使います。入念に汚れを落としてからワックスを塗らないと、汚れの原因となるため注意が必要です。

ホットワックスをスノーボード板に付ける

スノーボード板にワックスを付けます。推奨温度がそれぞれ違うため、まず温度設定を確認してからアイロンを温めましょう。温まったら、ワックスを熱で溶かし、液状にします。そのワックスを板に垂らしても構いませんし、柔らかくした後に塗り込んでも問題ありません。

ホットワックスをスノーボード板に浸透させる

スノーボード板に付いたワックスをアイロンで塗り広げることで染み込ませていきます。この時ワクシングペーパーという紙をアイロンに当てると熱によるダメージや歪みを防止してくれるため、心配な方はワクシングペーパーを使いましょう。

アイロンをかけるときの注意点

必ず守らなければならない注意点が常にアイロンを動かしておくことです。止めるとスノーボード板が焼けてしまい、最悪歪みの原因にもなります。そのため、一か所を重点的にアイロン掛けしたり、止めたりしないことが重要です。

動かすスピードはゆっくりで目安は20cm動かすのに3秒くらいです。慣れてくればスピードを気にしなくてもワックスを塗れるようになりますよ。

滑る前に余分なワックスを削る

滑る前に再度ソールのワックスを削ります。初心者の方はせっかく塗ったのに、と思うかもしれませんが心配する必要はありません。表面を削るだけではワックスすべてがはがれることは無いのです。

最後に固めのブラシで磨いて完了です。柔らかい馬毛ブラシなどを持っている方は、仕上げとしてブラッシングすると、より滑りやすくなりますよ。

チューンナップの頻度と保管方法

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(画像=Photo byspinheike、『暮らし〜の』より引用)

チューンナップの頻度はスノーボード板が汚れた際や板が走らなくなったら、行いましょう。ゲレンデが綺麗な時期はそこまで頻繁に行う必要はありませんが、春先になると黄砂や砂などであっという間に板が汚れることがあります。

そのため、スノーボードの汚れ具合がチューンナップの合図です。シーズン終わりにスノーボード板を保管する際は上記のチューンナップを行いワックスを剥がす工程は行わずにそのまま保管しましょう。

またビンディングを付けたまま保管するとスノーボード板の歪みの原因になるため外しておくことをおすすめします。

トップシートの清掃について

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(画像=Photo byRi_Ya、『暮らし〜の』より引用)

トップシートは滑走にあまり影響しないため、手入れやメンテナンスを無理に行う必要はありません。しかし、トップシートが汚れていると、雪が付着しやすくなるため、注意が必要です。

汚れを落とすためにはリムーバーを使います。滑走面に使う際には注意が必要ですがトップシートには慎重になる必要はありません。リムーバーを付けてキッチンペーパーなどでふき取れば汚れが簡単に落とせますよ。