目次
スキービンディングの調整方法
スキービンディング調整時の注意点
スキービンディングの調整方法
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ビンディングの調整は基本技師がいるお店でやってもらいますが、自身で行いたい場合には、次のような手順で行ってみてくださいね。
開放値の調整方法
開放値の調整は次のようなやり方で進めていきます。メモリが荒いのできっちり揃える必要はありませんが、メモリが大きくずれないよう気を付けましょう。
①開放値に従ってビンディングを調整する
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ソールの長さを測り、正しい体重データを用意したら開放値を導き出します。そして、それに従ってビンディングを調整していきましょう。調整には工具が必要になりますが、必要となる工具は使用しているスキー板によって異なります。
また、基本的に時計回りに回すとバネが強くなるよう設計されているので、回す方向を間違えないよう気を付けてくださいね。
②前後左右の数値を全て揃えて調整する
ビンディングを調整する際は、前後左右の4か所を調整していきます。工具を使えば調整はできるので、一度にすべての作業を終わらせましょう。どこか一つだけなど、偏った調整は事故に繋がるので注意してくださいね。
また、ビンディングの調整には工具を使用しますが、プラスやマイナスなど、使う工具はそれぞれで異なります。そのため、どんなものが必要になるか作業前に確かめておきましょう。
ブーツを取り換えたときのビンディング調整方法
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開放値や前圧の他に調整が必要となる場合もあります。それが、ブーツや板のサイズが変わったときです。ここからは、そうした場合の調整方法について紹介していきます。
①金具のレールを外す
スキーブーツの後ろについている金具のロックを外すと、自由に動くようになります。まずはロックを外す必要があるので、指または工具を使ってロックを外しましょう。
指で外れない場合は、マイナスドライバーなど平たい工具を差し込み上に持ち上げることでロックが外れますよ。
②ブーツの踵に金具をくっつける
ロックを外し金具が動くようになったら、ブーツの踵に金具が触れるくらい近づけます。完全にくっつけるのではなく、軽く接近する程度の距離が望ましいです。そして丁度良い位置で指を離し、ロックをかけましょう。
また、ロックは基本的に「パチン」という音がなります。音が鳴るまで何回かやり直すことも必要になるので、作業は音が聞こえやすい場所で行うと良いでしょう。
③ブーツをつける
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しっかりと金具を固定し終わったら、ブーツを取り付けていきます。ブーツは踵を押し込むように取り付けていきますが、踵部分を持ちながら作業するとケガをしやすいです。そのため、履き口や側面を持ってケガに気を付けながら作業しましょう。
④挟み込み具合が適正かチェックする
最後にブーツを挟み込む力が適切であるかをチェックしていきます。レールによってどういった確認の仕方をするかは異なりますが、基本的にレールにコの字の枠がついているので、この中にレールのメモリが入っているか確認しましょう。
メモリの長さが長すぎる、メモリが見えないと言った場合にはやり直しになります。正しく開放値を調整しても、この作業がおざなりだと事故に繋がるので注意しましょう。
スキービンディング調整時の注意点
そもそも調整は専門家にお願いするもの
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初心者でも前圧や開放値の調整はできますが、基本的にあまりおすすめされていません。そもそも、こうした調整は知識と技術があってこそ安全性が保たれるため、自分での調整では事故率も上がることを理解しておいた方が良いでしょう。
自分で行うならビンディング調整は適当に行わない
自分で調整を行うのであれば、適切な調整を行いましょう。前圧も開放値も正しく調整しなければ大きなケガや事故に繋がります。混みあっているスキー場では他人に迷惑をかけてしまう恐れもあるため、自分で行うなら必ず手を抜かないようにしましょう。
また、ソールサイズを靴のサイズと間違えないといった基本知識も必要です。他にも、長さを間違えたりしないよう気を付けましょう。
必要な工具は必ず揃えておこう
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作業に必要となる工具は、事前に揃えておきましょう。いざ作業を進めることになっても、工具がなければ十分な調整は行えません。適当な調整では事故を誘発する恐れもあることから、必ず工具は事前に揃えておいてくださいね。
調整が難しい場合は無理せず取扱店に頼もう
いざ始めてみたものの、途中からやり方がわからなくなったという場合もあるでしょう。こうした場合には、無理せずに取扱店にお願いしましょう。わからないからと素人が無理に手を加えてしまうと、修復が難しくなる場合もあります。
また、素直に取扱店に頼むことで得られる情報もあるでしょう。次回自分で調整する際に役立てることもできるため、無理だと感じたら取扱店に調整を頼んでみてくださいね。