靖国神社の国家護持、閣僚などの参拝、地鎮祭などはどうだろうか。

国立大学で仏教やキリスト教に関しての教育や研究を受けるのはどうなのか。私の学生時代には東京大学で「印度哲学科」という名前だった学科が、最近では「インド哲学仏教学専修過程」となっているので、独立法人になったので、少し柔軟に解釈しているのだろうか。

ただ、テレビのドラマや文化系番組でも新興宗教は厳しく排除されている。在来宗教の葬式は出てくるが、それ以外はタブーだというのはどうか。僧侶や神主、牧師は出てくるのに、天理教の信者や創価学会の指導者が登場人物になるドラマはない。

ミッション系の同志社大学の創立者の妻である新島八重がNHK大河ドラマの主人公になっていいなら、創価大学や天理大学の創立者やその関係者が主人公になれない理由はないはずだ。神道やキリスト教の結婚式はよく出てくるが、ほかはだめというのはおかしい。私はすべての宗教は信者数などに比例して平等に扱われるべきだと思う

人口の0.7%しかないキリスト教は、天理教と同じくらい、創価学会の一割よりやや多いくらいの宗教なのに、やたら優遇されているのはおかしい。

靖国神社の問題は戦後処理の甘さから派生した問題で、文殊の知恵が必要だ。私は、靖国神社の鳥居の前に施設を創って、そこに総理などは参拝してはどうかといっている。どんな角度でお参りできるようにしてはどうか。

確かに、宗教施設を持ったり、行事を主催したりするのはいかがかと思うが、「参列」やそれに伴う常識の範囲の支出はもう少し甘くてもいい。

厳密にいえば、地域のお祭りに首長が参加するのも、例えば米国大統領の就任式やミサなどに日本政府代表が参列するのもダメということになってしまうが、それは行き過ぎだろう。