グルノーブルへ。
フランスの地方都市、かなり多く行っているけれど、初訪問。山好きとしては好きなエリア。
昔、2度目のフランス滞在前にアテネフランセに行っていた頃、いろんな都市のポスターがあって、グルノーブルはもちろん、”ビュル(bulles)”と呼ばれる5連の丸いケーブルカーの写真。語学学校選ぶとき、トゥールーズとモンペリエとグルノーブルが候補だったなー。
そんな懐かしい”bulles”と初対面。おぉ、かわいい!脳内BGMはもちろん、フランシス・レイ&ピエール・バルー。
そういえば、昔、外務省で開催された美食イベントで、ディナーの横の席がピエール・バルーだった。映画&音楽音痴の私は、彼の顔を知らず、日本話題で盛り上がるなか、途中で名前聞いて、一瞬(だけ)食べる手が止まった。
この街に住んだかもしれなかったんだなぁ、と思いながら、ビュルを眺める。
紅葉がとてもきれい。山がすぐそばにある感じが長野っぽくて、初めてなのに懐かしい。
グルノーブル旅の目的の前に、まずはお昼ご飯。
ドフィノワ地方に来たからには、大好物のグラタン・ドフィノワを食べねばね。
「シェ・マリウス」へいくと、全てのテーブルに、ボジョレー・ヌーヴォーが置かれてる。
おぉ、今日は11月の第三木曜日。じゃあ、ワインはボジョレー・ヌーヴィーで。
今やボジョレー・ヌーヴォーもフィルターもコラージュもなしの時代。
赤ワインでとろっとろに煮込まれた牛腕肉は、スプーンで。しょっぱいけどおいしいね。ボジョレー・ヌーヴォーに合う。グラタンはもちろん完食♪