お金持ちの多くは行きつけの店がある。また、人によっては席まで同じところを選ぶという。これはなぜだろうか。飲食店オーナーにその理由を尋ねてみた。
理由1:わがままを言えるから
行きつけの店があれば、ちょっとしたメニューの変更や良い席の確保など、わがままを言いやすい。
店側も常連客の要望には応えたいもの。「Aさんは○○が苦手だから」といった細かい要望も聞き入れて配慮してくれるだろう。ちょっとしたお祝いなど、サプライズの要望も可能かもしれない。
理由2:はずれがないから
食事の際の店選びは、相手が誰であっても難しい。食事の味、店の雰囲気、スタッフの心配りなど、気になる点は多くある。
会食の度に新しい店をチェックしていては時間の無駄だ。その点、行きつけの店があれば安心だ。なにせはずれがないのだから。
理由3:スタッフと親しくなれるから
同じ店に何度か足を運んでいるうちに、常連になってくる。店の雰囲気にもよるがスタッフと言葉を交わす機会も増えてくるだろう。
スタッフと親しくなれば、ビジネスに有益な情報を得る機会もあるかもしれない。
理由4:リラックスできるから
行きつけの店であれば、どこに何があるのか事前に把握している。また、初めての飲食店とは違ってリラックスできるだろう。気に入った席をいつも利用するケースもある。
例えば、大事な商談などがある際、慣れた場所を利用することでアドバンテージを取れるのではないだろうか。
理由5:なんといっても会食が多いから
お金持ちは会食が多いため、多くの店に足を運ぶ。もちろん、気に入った店があればビジネスにプライベートにとさまざまな機会で利用することになり、当然行きつけの店もできる。
ビジネスとも密接に結びつく行きつけの店
お金持ちには行きつけの店がある。彼らにとって、そこは単に食事を楽しむ場所というだけではなく、ビジネスの場であるという点も大きいのではないだろうか。
行きつけの店があることで、ビジネスをリードできる可能性も増えてくるであろう。
文・しらいはるか(AFP)
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