ドイツ連邦検察は、政府転覆を図ったとして25人を逮捕したと発表しました。貴族の子孫、極右主義者、退役軍人、Qアノン信奉者など、多様性に富んだグループが、ドイツ連邦議会の議事堂襲撃を敢行して政権を奪取するつもりだったといわれています。
独極右が政府転覆計画容疑 25人拘束、議事堂襲撃狙う LYyta8qlJD
検察の発表によると、議会議事堂を襲撃し、政府を転覆させ政権を奪うことなどを計画。1871年に成立したドイツ帝国を模倣した国家をつくり、ハインリヒ13世と名乗る男が新しい指導者となる計画だった。
— 産経ニュース (@Sankei_news) December 7, 2022

襲撃が計画されていたドイツ国会議事堂 frankpeters/iStock
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なかなか多様で複雑な要員で構成されているようです。
ドイツ、クーデター計画容疑で25人逮捕 議事堂襲撃を画策と(BBC)Ie9oiogH①貴族出身の「ハインリヒ13世」と呼ばれる71歳男性が計画の中心。②ほかにも元軍人、ロシア人女性、「Qアノン」信奉者らで構成されるグループ。③1871年のドイツ帝国を模した「第二帝国」樹立を狙う。
— 滝田洋一(日本経済新聞) (@yoichitakita) December 7, 2022
ドイツの方から見ると中二病ぶり満載感があるそうですが、実際に行動に移してしまったところが新しいです。ちなみに、神聖ローマ帝国(962‐1806)を「第一帝国」として、ビスマルクによる統一を「第二帝国」(1871‐1918)と言います。ヒトラーは「第三帝国」(1933‐45)と称しました。
【ドイツ、クーデター未遂容疑で25人逮捕 議事堂襲撃を計画】I6IO8BSKBd容疑者に特殊部隊の軍人が居るのもアレだが、【貴族出身の「ハインリヒ13世」を名乗る71歳男性が、クーデター計画の中心】という中二病ぶり満載感が凄い。第三帝国でなく第二帝国復活を狙ってたのもポイント。
— マライ・メントライン@職業はドイツ人 (@marei_de_pon) December 7, 2022
「トンデモ団体」だと軽視すべきでないという見方もあります。