ランディングできる場所を確保しよう
タモ必須ともいえるが、メバリング・アジングには最大のお荷物となるのがタモだ。よって、これらの魚はできれば、直接フィッシュグリップで取ってしまいたい。そうなるとランディングできる場所があるかどうかも問題となる。
できれば下のような、水面に近い場所でのランディングが理想的だ。こういう場所で空気を吸わせてしまえば、エラ呼吸しかできない魚は一気に弱る。足場がよくないので人間側も慎重にいく必要があるが、体力をたっぷり削れば、そんなに焦らなくても大丈夫。ゆっくりと行こう。
![冬の湾奥ライトゲームの大型ゲスト対策 シーバスとチヌは獲れる?](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/12/8e06ec01221a1089671f4bfae5f7fd35.jpg)
ライトラインではドラグで体力を削る
さて、やっとドラグのところまで話がきた。
このような大型魚をフィネスで弱らせて取るには、ただひとつ、リールのドラグが武器となる。PEライン0.3号を張っていても魚が有利の条件なので、対等にやろうとして釣り人が勝てるものではない。ドラグを緩めに出して、魚を泳がせて体力を削ろう。
居着きのトレードマークともいえる身が白い魚は、基本的に回遊しないため(それゆえに身が白いともいわれる)、根本的に体力がない。だからドラグを出して泳がせれば、確実に弱っていく。年無しのチヌや80cm以上のシーバスがくれば、15分くらいかかることもあるが、逆にいえば時間をかければ必ず寄せて取れる。
ややこしいのがシーバスの場合はエラ洗いがあることと、どちらも根潜りする魚であることだが、そうなったら仕方ない。
外れても仕方ない
アクシデントで襲来する大型魚は、まあ、取れたらラッキーだという気持ちで臨もう。こちらの心構えとして、春にシーバスはバチ抜けで、夏にチヌは本格的に取れる。そのときはタモを持っていくので、もうちょいいいラインシステムを組む。冬の大型魚は、事故みたいなものだ。気持ちをラクにして挑もう。
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<井上海生/TSURINEWSライター>
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