DFハリー・サウター(オーストラリア)

グループリーグ初戦は王者フランスを相手に4失点を喫したオーストラリア。しかし以降2戦は無失点でロースコアゲームをものにし、堅守を誇るデンマーク、チュニジアを破ってグループDで突破を果たしている。この無失点に大きく貢献したのが、DFハリー・サウター(ストーク)だ。198cmの体格を生かし、1対1のシーンでも安易に飛び込まず適切な距離感を保ちながら攻撃を食い止めた。

なお、オーストラリアは決勝トーナメントでアルゼンチンと対戦(12月4日)し、1-2で敗れている。


モロッコ代表 DFアクラフ・ハキミ 写真:Getty Images

DFアクラフ・ハキミ(モロッコ)

前回ロシア大会準優勝のクロアチアと3位のベルギーと同組(グループF)になりながら、堂々1位でグループリーグを突破したモロッコ。中でも特に攻撃面で目立ったのが、世界最高のサイドバックとの呼び声もあるDFアクラフ・ハキミ(パリ・サンジェルマン)だ。初戦のクロアチア戦(11月23日)では、フリーキックの流れから強烈なミドルシュートを放つなど見せ場を作った。さらに3戦目のカナダ戦では、勝利を決定づける2点目のアシストを記録するなど数字にも残る活躍を示している。

なお、モロッコは決勝トーナメントでスペインと対戦(12月7日)予定。


イングランド代表 DFルーク・ショー 写真:Getty Images

DFルーク・ショー(イングランド)

グループリーグ初戦の大量6得点もあり、なにかと攻撃面の選手が目立つイングランド。しかし、安定感をもたらしている選手の存在を忘れてはいけない。今大会のここまでは、DFルーク・ショー(マンチェスター・ユナイテッド)の働きも極めて大きと言えるだろう。グループBでの3戦は全てにスタメン出場し、初戦6得点の口火を切ったMFジュード・ベリンガム(ボルシア・ドルトムント)のゴールもショーのアシストから生まれている。

なお、イングランドは決勝トーナメントでセネガルと対戦(12月5日)し、3-0で勝利。準々決勝でフランス(12月11日)と対戦予定。

ブラジル代表 MFカゼミーロ 写真:Getty Images

MFカゼミーロ(ブラジル)

過去5度のW杯優勝を誇る王国ブラジル。グループリーグ2戦目以降はエース、FWネイマール(パリ・サンジェルマン)を怪我で欠く中、チームに安定感をもたらしたのはMFカゼミーロ(マンチェスター・ユナイテッド)だった。グループGにて2戦目のスイス戦(11月29日)には最終盤にこの試合両チーム合わせて唯一の得点を記録。攻守両面で躍動した。

なお、イングランドは決勝トーナメントで韓国と対戦(12月6日)し、4-1で勝利。準々決勝でクロアチア(12月10日)と対戦予定。


スペイン代表 MFセルヒオ・ブスケツ 写真:Getty Images