こんにちは!たびこふれライターの中尾です。
日本百名山の鳥海山(ちょうかいさん)は標高2,236m、東北第2の標高を誇る山。鳥海山北麓北側に位置する不思議の森『獅子ヶ鼻湿原(ししがばなしつげん)』はブナの原生林に囲まれています。鳥海山の伏流水が7か所から湧き出ていて、その流れが約26haの広さを持つ湿原を形成しています。この湿原には世界的に貴重なコケ(鳥海マリモ)が多種多量に群生していて多くのハイカーで賑わいます。また"森の巨人たち100選"に選ばれている「あがりこ大王」が威風堂々と鎮座しています。旅行会社のツアーでもよくハイキングで立ち寄られている『獅子ヶ鼻湿原』を写真と共に巡ってみましょう!
目次
獅子ヶ鼻湿原(ししがばなしつげん)
獅子ヶ鼻湿原の駐車場・入口
獅子ヶ鼻湿原(ししがばなしつげん)
獅子ヶ鼻湿原の紹介
獅子ヶ鼻湿原は、秋田県にかほ市の鳥海山の北西山麓に位置し、レクリエーションの森「鳥海自然休養林」に設定されています。獅子ヶ鼻湿原一帯は独特の形態をした奇形ブナ林、大小の湧水池、湿地などがあって自然庭園の趣があります。特に大きなブナの巨木「あがりこ大王」、氷河期からの生きた化石「ムカシブナ」、清らかで豊富な湧水群の「獅子ヶ鼻湿原」、世界的に珍しいコケの群落「鳥海マリモ」など、遊歩道でこれらをめぐることができます。希少植物も多く自然環境に恵まれ、自然探勝など森林レクリエーションの場として利用されています。(東北森林管理局HPより引用)

場所:秋田県にかほ市象潟町横岡字中島岱国有林
獅子ヶ鼻湿原のハイキングシーズン
例年5月中旬から11月下旬にかけてとなります。シーズン初めや終わりは残雪や積雪の状況を必ずご確認ください。
獅子ヶ鼻湿原へのアクセス
現在、獅子ヶ鼻湿原へは車でしか行くことができません。
※日本海東北自動車道の象潟ICより車で約15分
※JR羽越本線の象潟駅(きさかたえき)より車で約20分
※駐車場完備(無料)
獅子ヶ鼻湿原を歩くために必要なもの
- トレッキングシューズ(運動靴は避けた方がいいと思います)
- 雨具(上下)
- 帽子
- タオル
- トレッキングポール
- 飲料水
- 予備バッテリー
- ビニール袋
- 非常食
- 熊よけ鈴(熊います!)
などをリュックに入れて行動してください。
獅子ヶ鼻湿原の滞在時間(見学・休憩時間込み)
- ①ショートコース:駐車場からあがりこ大王を経由して、鳥海マリモ群生地とあがりこ女王を見て戻る:約2時間。
- ②フルコース:駐車場からあがりこ大王経由、獅子ヶ鼻湿原を時計回りに一周して、鳥海マリモ群生地、あがりこ女王を見て周遊:約3時間。
※フルコースは時間がかかり、さほど風景が変化しないのと、所々きつい山道がありますので、行かなくてもいいかな、個人的には思います。
※所要時間:約3時間 歩く距離:約5km
獅子ヶ鼻湿原を歩く上で注意すべき点
- ほぼ9割が木道。木道は雨天時ツルツル滑りますので注意。トレッキングシューズをお勧めします。
- 天候が急変に備え、雨具は必ず持っていきましょう。
- 雨天時、傘をさしての歩行は危険です。
- 遊歩道から外れてはいけません。
- 当たり前ですが、森林内は禁煙です。
- 駐車場から先にはトイレがありません。
- ペットの入山はできません。
- 駐車場から先、飲料の販売機はありません。(駐車場には自動販売機があります)

問合せ先
にかほ市観光協会:中島台レクリエーションの森 - にかほ市観光案内 (nikaho-kanko.jp)
※ガイドも依頼できます。詳細はにかほ市観光協会まで。

獅子ヶ鼻湿原の駐車場・入口
★僕が歩いた行程は前述②のフルコースです。
駐車場です。正面の建物がトイレです。途中、トイレはありませんので、出発前に済ませましょう。獅子ヶ鼻湿原の入口は右側の道を行きます。

左側には管理棟がありますので、何か不明点があれば尋ねてみましょう。

入山は15時まで。下山は17時までとなります。日没にひっかかると危険です。
※前を歩く大きな人はたびこふれライターでおなじみのシンジーノさんです。

入口には除去マットが設置されていますので、靴の裏をしっかり磨いて入山しましょう。
