ハリガネムシが寄生する理由

カマキリに宿る「ハリガネムシ」は、カマキリを死に導く恐怖の寄生虫!?
(画像=『FUNDO』より引用)

水中に戻ってくるハリガネムシ

カマキリなどの寄生主を操ることで、ハリガネムシは水中に戻ってきます。
その理由は子孫を残すことです。

寄生主を入水させた後、ハリガネムシは体外へ脱出して、水中で自由に行動できるようになります。
そして、ハリガネムシは水中で交尾をし、産卵するのです。

川の生態バランスを守るハリガネムシ

カマキリに宿る「ハリガネムシ」は、カマキリを死に導く恐怖の寄生虫!?
(画像=『FUNDO』より引用)

カマキリをはじめとする昆虫を操るハリガネムシ。
実は水中の生き物にとってはいないと困る存在でもあります。

イワナやヤマメといった渓流に住む魚にとってハリガネムシによって操られ入水してきた昆虫というのは、非常に貴重な栄養源となります。
ハリガネムシによってカマキリやコウロギ、キリギリスといった昆虫が入水してこない場合、水中をきれいにする役目もある水中昆虫をイワナやヤマメが食べ尽くしてしまうため、生態系が壊れてしまうといいます。

カマキリたちにとっては恐ろしい存在のハリガネムシですが、生態系の枠組みを考えると非常に重要な役割を果たしているようです。

まとめ

小さい頃、カマキリやバッタのお腹を触ったら体内から黒い線状のものがウニョ~ンと出てきて驚いた、という思い出がある人もいると思います。
あれが実はハリガネムシです。

成長すると最大1mという寄生主よりも遥かに大きくなることもあるハリガネムシには、宿主を操り入水させるという恐ろしい力があります。
一見するとおぞましいと思えるこの能力ですが、水中の生態系にとって非常に重要な役割を果たしています。

自然の中では、どんな能力が生態系維持にとって重要な役目を果たしているかわからないものですね。

提供元・FUNDO

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