アウトドアの魅力②人との出逢いがある

キャンプ場関係者と

アウトドアの魅力って?ソロキャンプを始めて1年を振り返って伝えたいこと
(画像=出典:ライター撮影、『暮らし〜の』より 引用)

1人で行動しているとキャンプ場関係者も声をかけやすいのか、オーナーやスタッフを始め、いろいろな方とお話をさせていただく機会に恵まれました。キャンプ場の運営に携わる方は、自身がアウトドアを好き・地方創世に役立てたいなどの想いが強く、話を聞かせてもらうだけでたくさん学びを得られます。

地元の人との交流

また、訪れた地方の人との交流も素晴らしい経験です。多くの場合、キャンプ場以外に訪れる場所を決めずに出かけます。周辺で食事を楽しむ・見どころを探すときには、現地で出逢った人におすすめしてもらうようにしています。

Google検索とはまた違ったお店を発見することにもつながりますし、リアルな温度感を楽しめるのが魅力です。少し照れてしまうかもしれませんが、思い切って地元の人に話しかけてみてはいかがでしょうか。きっと素敵なスポットを教えてくれますよ。

旅人との出逢い

ソロキャンプを楽しんでいる人は“1人を楽しみに来ている”と考えているため、積極的に話しかけません。しかし、相手から話しかけてもらった場合は、キャンプ・旅談義に花を咲かせます。

たくさんの人と1年の間に出逢いましたが、印象深いのは温泉があるキャンプ場で話したキャンプグループのお父さん。あちこちにメンバーがおり、そのときどきに合わせて全国でキャンプを楽しんでいると教えてくれました。

もう1人は、放浪しているときに出逢った大学生の男の子です。地元が同じという共通点だけで話しかけてもらい、観光地巡りと食事を一緒にしたことを覚えています。再会の約束をして別れましたが、いつかは一緒に旅をしているかもしれません。

アウトドアの魅力③無になれる

最初はキャンプに一生懸命だった

アウトドアの魅力って?ソロキャンプを始めて1年を振り返って伝えたいこと
(画像=出典:ライター撮影、『暮らし〜の』より 引用)

冬キャンプを始めた当初、キャンプをするのに一生懸命になり、楽しんでいてもどこか忙しさを感じていました。慣れないギアを設営するときには1時間以上悩んだり、少し手の込んだ料理を作ったりとキャンプ自体を目的にしていたと思います。

しかし、設営がスムーズにできるようになる、力の抜きどころを理解できると次第にゆっくりとした時間を過ごす魅力に気がつけるようになりました。

無人島で過ごした経験が大きい

アウトドアの魅力って?ソロキャンプを始めて1年を振り返って伝えたいこと
(画像=出典:ライター撮影、『暮らし〜の』より 引用)

本格的に“無”の境地に至ったのは、和歌山県にある「地の島」で過ごした経験です。無人島というワードに惹かれて訪れましたが、砂浜にチェアを広げて空と海、吹き付ける風を正面から受けながら過ごしたときの気持ちよさは何ものにも変えられません。

繰り返し聞こえる波の音に耳を傾けながら、静かに流れるあの時間を毎日のように思い出します。自分がキャンプに求めているものは“無”なんだと気がついたときは最高の気分を味わいました。キャンプに求めるものは人それぞれだと思いますが、自分だけの楽しみ方を見つける快感を皆さんにも味わってもらいたいと願っています。