目次
場所によって重曹水の使い方を変える
重曹水を扱うときの注意点
場所によって重曹水の使い方を変える
よく使うコンロまわりの重曹水の使い方
普段使いのキッチン周りは基本の濃度の重曹水でチャチャっとクリーンアップ。使用方法は、キッチン作業後、まだ機器が温かいうちに直接重曹水をスプレーして拭くと汚れがとれやすく、日々の清潔を保てます。
注意点は、乾いてきたら重曹の成分が白っぽく浮かんでくるので、しっかりと水拭きが必要です。
重曹水の効果をアップする使用方法
重曹水スプレーでも追いつかない油汚れがひどい五徳や魚焼きグリルはやっかいです。そんなときの使用方法は、鍋に同じ割合の重曹水を多めに作って、そのまま放り込み、2~3分程度一緒に煮ると簡単にきれいになります。
もしくは、1時間程度浸したままにしてつけ置き洗いする方法も、効果ありです。注意点として、五徳など塗装してある場合は、剥げてしまうおそれもあるので、長時間放置するのは気を付けましょう。
重曹水で落ちないときの重曹パックの作り方
重曹水でも落ちない汚れは、ペーストにして重曹パックをしましょう。作り方は、重曹2~3:水1の割合で混ぜ、ペースト状に。このときも溶けやすいようぬるま湯を使います。使用方法は、直接汚れがひどい箇所にパックし、上からラップで密封し20分ほど放置。
時間が過ぎたら、ラップごとゴシゴシこすると、重曹の粒子が研磨剤の役目もはたし簡単に汚れがとれていきます。最後は、しっかりと水で流して重曹を落とてください。
レンジ内には汚れのタイプが混在!
レンジの汚れもついつい放置しがちな場所です。チンしたらすぐに扉を閉めてしまうので、汚れていることに気づきにくい場所でもあります。
ですが、扉の中では「酸性汚れ」「アルカリ汚れ」「雑菌」が混在していることはご存じでしょうか?食品を扱う場所なので、ここは、しっかり安心・安全のためマメに掃除する習慣をつけたいところです。
レンジの酸性油汚れは重曹水
レンジを掃除するときは重曹水の濃度をあげます。作り方は重曹1:水3~4の割合で、器やコップに入れレンジの真ん中に置き、500~600Wで5分チン。温まって拡散した重曹水が、こびりついた酸性汚れを中和させるまで、扉を閉めたまま20分ほど待ちます。
あとは、チンした重曹水を使いぼろ布などでこすります。ここでも注意点として、やけどには気を付けてくださいね。拭くと白っぽくなるので最後に水拭きをしましょう。
レンジ内の壁のしつこい汚れはペーストで
年月が経ち頑固な汚れはペーストを使って掃除しましょう。作り方は重曹2~3:水1で混ぜるだけ。汚れにのせてラップで密封して30分放置します。どろっとしたペーストなので、手にラップを広げてその上にペーストをのせ、肩こりにシップを張る要領で壁につけるとやりやすいです。
時間がたったら、ラップごとこすって綺麗にしましょう。力を入れすぎると傷がつき、雑菌がさらに繁殖しやすくなるので、そこが注意点になります。
汚れのタイプで洗剤のタイプも分ける
レンジ庫内の水アカなどはアルカリ性の汚れなので、今度は、酸性のクエン酸が中和し落としやすくします。クエン酸小さじ1~2を水100mlに入れて5分チンして20分ほど放置して拭き上げる、重曹水と同じ要領です。
重曹水の掃除も同じですが、仕上げはアルコールで拭うと除菌もできるので、カビの発生を予防することもできます。月に1回程度は、レンジ掃除の日を設け清潔を保ちましょう。
油汚れがたまりやすい換気扇
高いところにあり、目が行き届かないので、つい後回しになる換気扇。ですが、油汚れがたまるとファンに負担がかかり、電気代が余計にかさむうえ、うまく換気もできません。定期的にお掃除し、換気もよくしていきましょう。ここでも万能洗剤、重曹水が活躍し簡単に掃除ができます。
プロペラ部分の重曹水の使用方法
まず、ゴム手袋をはめパーツごとに取り外していきます。時間を置くパーツから掃除をしていくと終了のタイミングが同じで効率的です。長くつけ置きしたい油がべったりついたプロペラ部分は、最初に取り掛かりましょう。
大きめのゴミ袋に周りの部品と一緒にプロペラをいれ、つかるくらいのお湯を入れて1カップほどの重曹を投入します。溶けない粉がないよう、重曹水の袋を押しかき混ぜ5~6時間つけ置きしたあと洗ってください。
フィルター部分には重曹の粉洗剤
次は、2番目に時間がかかるフィルター部分をはじめます。フィルターとフィルターを隠すようにカバーしている整流板に、重曹を粉洗剤をのように直接ふりかけていきます。
3~4時間くらいほたらかすと汚れが中和されて浮かんでくるので待ちましょう。ここは、まんべんなくかけるのがポイントです。汚れが浮いてきたら、水なしのキッチンペーパーなどでこすると落ちていきます。
時間をおく待ち時間に、部品を取り除いた換気扇まわりを掃除します。ここは、汚れ具合で重曹水スプレーやペーストラップで。換気扇周りがきれいになったら、放置していたフィルター、次にプロペラと処理すると効率的です。最後はしっかり乾燥させて完了となります。
年数が経ちすぎ重曹でも落ちなかった場合は、1度、きれいな状態に戻すため、油落ち専用の洗浄力の高いアルカリ性洗剤を混ぜて使う方法もありです。
重曹水を扱うときの注意点
重曹と相性が悪い素材にはNG
注意点として、重曹を扱うにあたっては相性が悪い素材があります。アルミや真鍮、木製品や畳、大理石や塗装製品などです。相性が悪い素材に重曹を使ってしまうと、変色する恐れがあるので気を付けましょう。
アルミや真鍮などは黒っぽくなり、木製品や畳は黄色に変わります。大理石などは変質の恐れがあるので十分に注意が必要です。
スプレーもペーストも使いきりで
重曹水もペーストも作り置きせずに、1度で使い切りましょう。水を使いますので、日にちがたつと、水がいたんで雑菌が繁殖してしまいます。
余ったときは、洗濯物と一緒に洗濯機に放り込むと、消臭効果があり無駄になりません。