DFアブドゥルカリーム・ハサン(カタール)

開催国として期待を背負っての出場した、アジア王者のカタール(グループA)。初出場のW杯は3戦全敗と厳しい結果となった。いずれの試合も複数失点と守備面では難しい展開となったが、身体を張ったプレーで存在感を出したのがDFアブドゥルカリーム・ハサン(アル・サッド)だ。2戦目のセネガル戦(11月25日)では強烈なミドルシュートも見せ、攻守両面で能力の高さを示している。


イラン代表 DFラーミーン・レザーイヤーン 写真:Getty Images

DFラーミーン・レザーイヤーン(イラン)

初戦のイングランド戦(11月21日)で6失点と大敗を喫したイラン(グループB)。この初戦こそ出番がなかったものの、以降攻守に渡り最も貢献したのがDFラーミーン・レザーイヤーン(アル・スィーリーヤ)ではないだろうか。フリーキックを任される場面もあり、負けが許されない2戦目のウェールズ戦(11月25日)には得点も挙げるなど正技術の高さを見せたが、残念ながらイラン初のW杯ベスト16入りは叶わなかった。


ダビド・ラウム 写真:Getty Images

DFダビド・ラウム(ドイツ)

まさかのグループリーグ敗退となったドイツ(グループE)。前回ロシアW杯に続き2大会連続での屈辱を味わうこととなった。勝ち点「1」で迎えた負けが許されない第3戦のコスタリカ戦(12月2日)。先制点のお膳立てとなる優しいクロスを上げたのが、DFダビド・ラウム(RBライプツィヒ)だ。このアシスト以外でも、惜しみない上下動と攻撃参加で献身的に走り続け、日本戦(11月23日)ではPKを獲得するなど活躍。しかし、残念ながら守備陣として3試合で5失点と防ぎきれない印象を与える結果となった。

チュニジア代表 MFアイサ・ライドゥニ 写真:Getty Images

MFアイサ・ライドゥニ(チュニジア)

前回王者フランスの他、デンマーク、オーストラリアといった屈強なフィジカルを誇るチームと同グループとなっていたチュニジア(グループD)。その中で3試合合計で失点わずか「1」と堅守を支えたのがMFアイサ・ライドゥニ(フェレンツヴァーロシュTC)だ。鋭いタックルなど気迫あふれるプレーで味方を鼓舞。またチュニジアの今大会唯一となるフランス戦(12月1日)の得点(1-0)も、ライドゥニのアシストから生まれている。


ウルグアイ代表 MFフェデリコ・バルベルデ 写真:Getty Images